2020年– date –
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508.建物損害と共同不法行為
組合員所有の建物(農具を入れておく倉庫)に車が飛び込み、建物が損傷しました。事故はA車とB車とが交差点内で出合い頭に衝突し、B車が飛ばされて倉庫に飛び込んだものです。組合員は誰に損害を請求できますか。なお、B車の運転者は多額の負債があり... -
507.転貸人の地位の移転
物貸主(所有者)、B賃借人兼転貸人、C転借人という権利関係の建物があります。BがAとの契約上の地位並びにCとの契約上の地位をDに移転したいと考えています。Bはどのようにすればよいでしょうか。 1.まず、AB間ですが、AにとってはBは賃借人... -
620.セットバックを必要とする土地の評価
私が父から相続した宅地(家屋の敷地)は、以下のとおり前面道路が幅員が3mです。このため、建物を建て替える場合にはいわゆるセットバックが必要となります。このような宅地については、どのように評価したらよいのでしょうか。 セットバックの対象とな... -
619.寡婦控除およびひとり親控除
今回の改正で寡婦(夫)控除の見直しがあったそうですが、その内容を教えてください。また、未婚のひとり親に対する控除も創設されたそうですが。 改正前の寡婦(寡夫)控除は、死別、離婚、生死不明の状態が要件となっていました。このため、同じひとり親... -
新型コロナウィルス感染症に伴う追加支援策「家賃支援給付金」/中小企業庁・自治体
新型コロナウィルスの感染拡大を受けて発出された緊急事態宣言が5月25日に解除され、一旦は収束に向かうかに見えたが、6月下旬に再び感染確認者数が増加傾向となり、東京都などの大都市部を中心に再び感染拡大フェーズに入ったと見られている。 国では、新... -
618.国や地方公共団体から助成金が支給された場合の取扱い
新型コロナウイルス感染症等の影響に伴い、国や地方公共団体から個人に対していろいろな助成金や給付金が支給されていますが、こうした助成金などは所得税がかかりますか。 国や地方公共団体からの助成金、給付金、支援金などの名称で支給されるものについ... -
179.自然災害の発生リスクを踏まえた資産活用
1.はじめに 熊本県南部を襲った集中豪雨の被害の様子が伝えられています。被害が少なく、復旧が少しでも早いことを願うばかりです。 自然災害が毎年のように全国各地で起きています。例えば、平成27年9月関東・東北豪雨(茨城県常総市;鬼怒川の堤防決... -
159.都市農地貸借による体験農園の開設 -Chofuみらいfarm-
都市農地の貸借の円滑化に関する法律(以下、都市農地貸借円滑化法という。)が2018年9月に施行されたことで、生産緑地の貸借がしやすくなり、都市農地の保全や有効活用が期待されている。貸借には事業計画の認定という手続きが必要であり、その認定基準... -
4.「相続発生後の初動対応マニュアル」等について
JA全中 <サマリー> 相続を契機とした次世代のJA離れにより、貯金の流出や組合員の減少による経営基盤の弱体化が懸念されるが、このような事態を防ぐためにも、相続人に対して適切な相続対応を講じることが重要となります。 JAの強みを活かした相続... -
第30回.法47条1号に関する事項(その4)-法律的瑕疵1(税務)-
今回は瑕疵の種類のうち、法律的な瑕疵について調査ポイントを解説します。法律的瑕疵といえば、都市計画道路予定地、建蔽率・容積率違反などが判例で多くみられますが、これらは通常、宅建業者の調査範囲です。そこで、ここでは法35条に例示されていない... -
255.売買にあたっての本人か否かの確認
【事 案】 Ⅹは平成28年10月21日、本件土地の所有者と称するBとの間で土地売買契約を締結した。 売買代金は総額2億円、うち契約のときに手付金として金4,000万円、11月1日に予定されている決済日に残金1億5,000万円、残り1,000万円については、売主が本... -
506.遺留分放棄と相続
ABの夫婦にはCDの2人の子供がいます。Aが死亡した際にBCDの三者で協議し、Aの遺産の多くをCに相続させることとしました。そして、Bの相続のときには、CはBの財産を相続しないこととし、CはBの相続について、遺留分の事前放棄許可をしてい...