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232. 民法の改正について(1)
今回は民法の改正について説明する。 民法の改正は債権法の部分と相続に関する部分とがある。今回は、平成29年5月26日に成立した債権法の部分についての説明をする。 債権法の部分の改正はいろいろな部門を対象としているが、消滅時効、債権譲渡、根保... -
570.非居住者から土地を購入した場合について
私(X)は自宅を建築するために、Yさんから7千万円で土地を購入しようと思っています。仲介の不動産屋の話では、Yさんは、3年前から海外勤務をしていて、現在日本に住んでいないそうです。このようなときには、売買代金を支払う際に源泉徴収をする... -
456 . 借地上の建物の譲渡禁止について
事業用定期借地契約が間もなく期間満了となります。 土地所有者としては、再契約してもいいのですが、借地権者が将来変更されるかも知れないことに不安を感じています。 借地権の譲渡については、貸主である地主の承諾事項としますが、建物の譲渡自体... -
131.「秦野で初めての体験型農園がJA等支援により開園/JAはだの
神奈川県の秦野市において、初めての体験型農園「名水湧く湧く農園」が今年4月に開園した。本誌2017年6月267号でも、体験型農園の開園に向けて準備を進めていることを紹介したが、これが予定どおりこの春開園することができた。 この農園の開園準備に... -
156 . 共同住宅の屋根裏の界壁
1.共同住宅の界壁 共同住宅の戸境壁は防火、遮音など、居住の安心と安全のために重要な役割を果たします。建築基準法施行令114条(建築物の界壁、間仕切壁及び隔壁)は、長屋または共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せし... -
569 . 非居住者が家屋を貸した場合について
私の息子(A)はサラリーマンで、今年の6月から3年間の海外勤務をする予定です。出国後、息子の自宅は、息子の友人(B)に居住用として賃貸する予定です。また、海外勤務にあたり、私が息子の納税管理人になるよう頼まれています。私の息子のような... -
457.田の時効取得
長年にわたり、田を所有者から借りて小作料の支払いを継続しています。 ところが、ここ数年、田の所有者の所在が不明となっており、小作料の支払いができない状態です。 私としては、耕作している田を時効取得したいのですが可能ですか?また、田を返... -
231.不動産と商事留置権について
はじめに 今回は民事留置権及び商事留置権について説明したいと思う。 まず、平成29年の最高裁判所の判決があるので紹介をする。 事 案 XとYはそれぞれ事業を営む会社であり、土地所有者XはYに対して、土地を賃貸していた。 XY間の土地賃貸... -
454 . 公務員による資産管理
公務員である組合員の息子さんが、父からアパートその他の資産を相続する予定です。 家賃や駐車場収入などを得ることは、公務員の副業禁止に該当するのでしょうか。 1.ご質問を整理すると、公務員である組合員が、相続によって取得した不動産から生じ... -
455.土地所有者が建物の貸主の保証人になること
組合員が死亡し、土地を配偶者Aと長男Bが持分2分の1ずつ相続しています。 このたび、この土地の上にテナント用建物を建築し、テナントに建物を貸す計画があります。建物は今のところB名義にしようと考えています。そして、土地と建物との利用関係...