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546.所有権にもとづく妨害予防について
組合員Aの土地と隣地所有者Bの土地との相談です。組合員Aの土地(以下、A地という)より1メートル高いところに隣地所有者Bの土地(以下、B地という)があります。先月の大雨でB地の斜面が緩んでおり、A地に崩れそうな状況です。この場合、AはB... -
545.アパートの借主の不法駐車
アパートの居住者に対して駐車場を貸しています。契約は借家契約と一体で、駐車料は徴収していません。駐車場所は、契約書で駐車番号を明示しており、駐車スペースにも駐車番号を明示しています。 ところが、入居者が定められた駐車スペースに車を駐車せず... -
544.再度の事業用定期借地契約前の合意
貸主Aは、借主Bとの間で事業用定期借地契約を締結していました。期間満了前からAB間では再度の事業用定期借地契約を締結する事実上の合意をしていましたが、Bの都合で期間満了日までに再契約の締結ができず、そのままの状態で3ヶ月を経過しました。 ... -
543.契約目的に反する使用をした借主への請求
駐車場敷地として5年間貸していましたが、この間、借主は無関係の車を勝手に駐車したり、簡易トイレや小屋を設置したりしました。契約が終了したときに、トイレや小屋は撤去してもらっており、あとは敷金の返還の問題を残すのみです。借主は契約中に違反... -
542.解散した法人との境界画定について
私道の共有者に解散した法人がいます。私道との境界の確定をしたいのですが、どうしたらいいでしょうか。その法人はかなり昔に解散していて、所在地に法人はありません。なお、私道の他の共有者は境界について確認はできています。 1.法人が解散決議をし... -
541.表題部に名前しかない土地について
組合員が所有している土地の隣接地の問題です。この隣接地にはかつて墓地があり、現在は誰かが改葬処理をして、墓地はなく、雑種地の状態です。 隣接地は、隣接地と言っても組合員所有地に囲まれており、組合員としては隣接地の所有権を取得したい考えです... -
540.賃料増額請求について
借地契約にあたり、契約後何年間は賃料の減額請求をしないとの契約条項は有効でしょうか。 1.借地借家法11条では、当事者はいつでも地代について増減額の請求をすることができる。ただし、一定期間地代を増額しない特約のときは、その定めに従うとありま... -
539.更新事務手数料について
組合員が土地を数名に駐車場として1台ずつ貸しています。期間が満了すると更新書面を作成し、管理しているJAが貸主から更新事務手数料をいただいています。借主は貸主あての更新料をJAの口座に入金してもらっています。今後、借主から更新事務手数料... -
538.所有者でない者による貸家契約
建物を借りようと考えています。その建物はABC三名の共有建物です。(相続して共有になったようです。)今回、Aさんが代表者のD社が貸主となるとのことですが、どんなことに注意すべきでしょうか。今のところ、1階を借りて、将来は2階も借りたいと... -
537.祖先の祭祀承継物について
遺産分割の対象と本来はされていない祭祀承継物にはどんなものがあるのでしょうか。 1.最近はお墓の取りあいが生じるケースが多いようですが、民法897条では「系譜、祭具及び墳墓の所有権」と明示しています。 系譜とは、家系図とか過去帳などを指すとさ... -
536.私有地に越境した樹木
私有地である道路上に道路に面した土地の樹木の枝が出ています。出ている枝は2メートルの高さのところです。車や人の通行には直接問題はありませんが、枝の切除を請求できるのでしょうか。 1.原則として、切除の請求は可能です。しかし、越境している枝... -
535.2棟の建物の一括貸し
A所有のA建物とB所有のB建物とは事情があり、壁を接して建てられており、かなり前にその壁も撤去され、現在はA建物とB建物とは一体となっています。今回、Cが両方の建物を一括して借りて、物販店として使いたいと申し出てきました。Cとしては、A...