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455.土地所有者が建物の貸主の保証人になること
組合員が死亡し、土地を配偶者Aと長男Bが持分2分の1ずつ相続しています。 このたび、この土地の上にテナント用建物を建築し、テナントに建物を貸す計画があります。建物は今のところB名義にしようと考えています。そして、土地と建物との利用関係... -
155.賃貸借に係る経済的対価 ~契約一時金を考慮した実質賃料~
1.定期金の支払い時期 賃貸借契約では、賃貸人は賃貸物を引渡す義務がある(債務者)一方、賃料を受領する権利があります(債権者)。他方、賃借人は賃貸物の引渡しを受ける権利がある(債権者)一方、賃料を支払う義務があります(債務者)。賃貸借契... -
453 .複数業者による媒介について
平成18年の業務用の建物賃貸借契約の媒介についての相談です。 JAは貸主側の仲介で話を進めており、入居者が決まったことから、賃貸借契約を締結することになりました。 ところが、当日、借主側は不動産業者を伴っていました。契約書にはJAとその... -
451.いわゆる居抜き賃貸借と原状回復
テナントビルの借主が撤退するにあたり、新しいテナントを紹介してきています。内装はそのままとして承継させたいとのことです。オーナーとしてはそれでも構わないと言っていますが、どんなことに注意するべきでしょうか。 1.賃借権の譲渡にするのか、... -
448.登記の日付と土地取引について
AとX社との間で事業用定期借地契約を締結しており、平成29年4月26日月付でAX間で再契約をしました。 ところが、平成29年12月に入り、Aから連絡があり、対象の土地の所有名義人をB社(代表者A)に変更するので、Xとの関係の処理をお願いしたい... -
449.建築中の請負契約と遺言
組合員が、着工中のアパート建設契約について、遺言書の中で長男にこの契約を承継させる旨の記載をしています。今後、組合員に相続が発生した場合、この遺言書のみで建設契約を長男に承継することができるのでしょうか。 1.アパートの建設契約の契約上... -
446.土地の瑕疵担保責任
組合員が自分の土地をその土地の隣地の人に売却しようと考えています。 ところが、その隣地の人は数十年前に売却対象地にガラを業者が埋めるのを見たと言っています。 隣地の人はその土地を購入して建物を建てるようですが、今のところ建築開始は1年... -
226.民事裁判における訴訟物について
事 案 YはAに平成4年に金7億円を貸付ける。 YはXとの間で、平成6年に債務弁済契約公正証書を作成。貸付金額は1億1,000万円で、これを分割して返済する旨の内容になっている。 このXY間の公正証書であるが、この公正証書を作成する際に、AがY... -
440 . 契約書上の借主の変動について
Aは建物の一部屋を事務所として貸しています。当初の契約書での借主はB、Cでしたが、その後賃料滞納があり、Aは借主をBとすること並びに滞納賃料の支払方法を記載した覚書をBとの間で作成しました。(このときCの署名押印はありません。) その... -
441 . 古い借地契約について
土地所有者AはBに建物所有目的で土地を賃貸しています。 Bは地代をちゃんと支払っていますが、何十年も前からBが土地に建物を建てて居住しているため、AB間の契約書はありません。 Aとしては、今後の相続や更新料請求などを考えてBとの間の借...