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287.遺言執行者の預貯金の払戻しと遺留分減殺(改正前)
【事 案】 Aには前配偶者との間にCDE3人の子がおり、AはBと再婚したが、子供はいない。 Bには兄弟姉妹の子Xがいる。 AはY(郵便局)に貯金を有している。 Aは令和元年6月に死亡したが、平成29年に公正証書遺言を作成していた。 その公正証書... -
561.遺言をしていた受遺者の死亡
Aには前妻Bとの間に子Cがおり、Cには子Dがいます。Aの妻はその後死亡し、AはEと再婚しています。Cはいろいろ問題があり、AEはCの子Dと養子縁組をしています。Aには土地建物のほか預貯金がありますが、土地建物についてEに生前贈与をしてい... -
282.受遺者の死亡と遺言の効力
【事 案】 甲には亡配偶者との間に乙、X1、丙、X2の4人の子供がいる。 甲は平成2年6月22日付で公正証書遺言を作成した。 遺言書作成時、甲は79歳であった。 甲の財産は以下である。 (1)A地 甲5分の3、X25分の1、丙5分の1(2)B地 甲... -
274.認知症を有する者による遺言の有効性
【事案】 Aには子供XYBの3人がいる。 Aは大正7年生まれである。 Aは昭和56年、本件の土地を購入した。 Aの子供Yは、大学医学部を卒業して医師をしていたが、Aが購入した本件土地に2階建ての建物を建て、Yの診療所を開設するとともに、同じ建... -
269.封筒に記載のある自筆証書遺言
【事案】 Aには妻Bと子供XZがいる。 Aは平成25年12月13日、自筆証書遺言を作成した。 Aの死亡は平成31年3月であり、Bの死亡はその前年の平成30年9月である。 Aの作成した遺言書については、令和元年6月に家庭裁判所で検認手続きがなされた。 そ... -
267.死亡危急時遺言について
【はじめに】 今回は死亡危急時遺言の説明をします。死亡危急時遺言とは、疾病その他の事由によって死亡の危急に迫った者がしようとする遺言の方式です。 テレビドラマなどで、病室で死期の迫った方が、人々の見守るときにベッド上で財産などのことを述べ... -
260.遺贈の放棄について
はじめに 今回は適当な判例がなかったので、実際の担当案件を通じて調査した内容をもとに、受遺者による遺贈の放棄について説明したいと思う。遺言は遺言者が一方的に自分の財産を相続人や第三者に取得させようとする制度である。そのため、受遺者とされた... -
503.自筆証書遺言の保管制度(その2)
自筆証書遺言を法務局で保管してもらう方法と、裁判所の検認手続きをとる方法とどちらが手続き的には簡単でしょうか。 1.遺言者の立場で考えるとすると、どちらも注意をする点があります。法務局に保管をしてもらうためには、遺言者自身が法務局に出向く... -
501.自筆証書遺言の保管制度
2020年(令和2年)7月10日から開始される自筆証書遺言の保管制度を利用する予定です。遺言書の形式はどのようなものでしょうか。 1.令和2年(2020年)4月20日「法務局における遺言書の保管等に関する省令」が公布されました。これにより、法律、政令... -
251.自筆証書遺言における自書について
【事 案】 <事案を簡略化して説明する>・ Aには子ども3人がいる。(配偶者はすでに死亡。)・ Aは平成22年8月に公正証書遺言をした。(以下、第1遺言という。) その内容は、不動産をYに相続させ、それ以外の財産はX1、X2、Yの3人で均等...