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553 . 養子縁組と代襲相続について
次の場合において、被相続人の相続人と相続分はどうなるのでしょうか。教えて下さい。 以下2つのケースについて検討してみます。 ケース1 Answer1 ケース1の場合では、Bとの養子縁組後にCが誕生しているので、CはBの代襲相続人となります。し... -
554 . 重ねて相続が発生した場合について
今年に入って、先々月に父が亡くなり、今月になって母も亡くなりました。このような場合、父の相続について、母の配偶者の相続税額の軽減を適用することはできるのでしょうか。また、その際の遺産分割協議書は、どのように作成すればよいのでしょうか。 ... -
223.相続における特別受益について
はじめに 今回は相続における特別受益の説明をしたいと考えます。 民法903条は、共同相続人のうち、被相続人から遺贈を受け、または婚姻もしくは養子縁組のため、もしくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、遺産分割にあたり相続分の計算に... -
222.預貯金債権と相続について
はじめに 今回は適当な裁判例がなかったので、昨年12月に出た預貯金と相続に関しての説明をしたい。 平成28年12月19日の最高裁決定で、普通預金、通常貯金、定期貯金については、共同相続をした場合には、当然に相続分に応じて分割されることはなく... -
552.広大地の評価について(その2)
来年から、広大地の評価方法が変更になるそうですが、市街地農地等で地積規模の大きな宅地に該当する場合の評価方法はどうなるのでしょうか。 平成30年から適用される「地積規模の大きな宅地の評価」で、市街地農地等の評価における「宅地であるとした... -
551 . 広大地の評価について(その1)
来年から、広大地の評価方法が変更になるそうですが、どのように変わるのでしょうか。教えて下さい。 平成29年で、従来の規定は廃止となります。平成30年1月1日からは、新設された「地積規模の大きな宅地の評価」の規定が相続、遺贈又は贈与に適用さ... -
550.特定居住用宅地等と小規模宅地等の特例について
平成28年2月から要介護認定を受け老人ホームへ入所していた父が、平成29年7月に亡くなりました。母は、以前に亡くなっています。相続人である私(長男A)は、5年前から妻と大阪の賃貸マンションに住んでおり、父の自宅(東京)を相続する予定です。... -
437.株の相続と遺言書
組合員が死亡しましたが、遺言書はあります。内容は自分の財産は2人の娘に半分ずつ相続させるというものです。 相続人は子供4名で、上の2人の子供は男子です。 組合員は生前会社を設立し、上の2人の男子にそれぞれ会社を任せていました。(それぞ... -
549.同一生計親族の貸付事業用宅地等について
父(被相続人)と生計を一にする私(長男A)は、父の所有する土地を使用貸借により借り受けて、賃貸アパートを建てて賃貸借契約によりアパートの貸付を行っていました。この賃貸アパートの敷地を私が相続することになりましたが、貸付事業用宅地等に該... -
220.遺言書トラブルについての考察
はじめに 今回は紹介に適切な判例が見当たらなかったので、最近比較的増加している遺言書のトラブルについて述べてみたい。 遺言書については、作成されているケースが多くなっているのは事実である。マスコミや信託銀行などが相続トラブルを防止するた...