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310.特別寄与料と遺留分侵害額請求
はじめに 今回は、2019年7月1日から施行されている民法1050条特別の寄与と遺留分侵害額請求との関係を説明する。特別の寄与については本誌2019年4月号(No.289)に紹介しているが、簡単に言えば、被相続人に対して無償で療養看護その他労務を提供したこ... -
616.遺留分事前放棄と代襲相続
Aには推定相続人の子供3名(BCD)がいます。Aは、CDには生前経済的に援助していたので財産すべてをBに相続させる旨の遺言書を作成しています。CはAの考えを受けて、Aの相続について裁判所に遺留分の事前放棄許可の申立てをし、これが許可され... -
307.相続財産の管理制度について
【はじめに】 今回は、相続開始後の相続財産の管理制度について説明する。 相続開始のあと相続をすることになったのに、相続財産の管理に関しては、民法には明確な条文はなかった。遺産分割が成立してしまえば、そのあとは相続した者が確定的な権利者とな... -
121.葬儀費用の詳細
先日父が亡くなりました。近年は葬儀も簡素化の傾向にあるようですが、実家の近くの斎場で、家族や親戚、たくさんの知人、友人に見送られて黄泉の国へ旅立ちました。葬儀費用を精算したのですが、相続税の申告においてはどこまで計上して良いかさっぱり分... -
716.居住用家屋の建替え中の相続
親の代に建てた自宅が古くなったため建替えることになり、建替え中は夫婦揃って仮住まいのアパートに入居していました。しかし、建築途中に夫の持病が悪化して帰らぬ人となりました。土地と旧自宅は夫の名義です。その後新居が完成し、私が一人で住んでい... -
303.一部遺産分割について
はじめに 今回は遺産の一部分割についての説明をする。相続開始のあと、相続人間の協議で遺産の分割をするにあたり、納税や相続物件の売却などの事情から、遺産の一部について遺産分割の協議をすることがある。遺産の一部分割については、従来の民法の条文... -
301.配偶者に対する持ち戻し免除の推定
【はじめに】 今回は令和元年7月1日から施行されている配偶者に対する持ち戻し免除の推定に関しての説明をする。たとえば、夫Aが妻Bに自宅の土地建物を生前贈与したとする。税法では、婚姻期間が20年以上の夫婦間での居住用不動産等の贈与の場合、基礎... -
709.相続取得の建物の減価償却
令和6年5月5日に父が亡くなりました。父は以下のアパートを1棟所有していて、私が引き継ぎます。令和6年分の準確定申告及び確定申告時の減価償却費の計算方法を教えて下さい。 アパート資料 建物の当初取得日 &nb... -
591.二次相続を考えた一次相続
AB夫婦には、CDEの3人の子がいます。CはABと同居し、高齢のABの面倒をみています。 Eは若いころからABに迷惑をかけ、Eの借金の支払や生活費をもらうなどをABにしてもらっています。そういう状態なので、ABは各自遺言書を書く予定でした... -
590.養子縁組と法定相続
以下の親族関係に関する質問です。 AB間夫婦の子Dは、祖父母HIと養子縁組を結んでいるが、ABはすでに死亡している。①Hが死亡したとき、DはBの代襲相続人であるが、反面、Hの養子でもある。Dは代襲相続人としての相続分と養子としての相続分を...