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今月の法務専門相談事例から
No.13 相続財産清算人に対する相殺主張
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 弁護士 草薙 一郎 組合員が亡くなり、相続人全員が相続放棄をしたため、相続財産清算人が選任されました。 JA は組合員に対して債権を有していますが、組合員はJA に対して出資金を有しています。そのため、JA ... -
JATAXインフォメーション
No.11 包括遺贈と特定遺贈
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 税理士 柴原 一 私の死後、相続人ではない孫にも遺贈できるように、財産目録と共に遺言書を作成する予定です。遺贈には、包括遺贈と特定遺贈があるそうですが、違いを教えてください。 実務上、ほとんどが特定... -
売買賃貸借トラブル事例
No.6 財産の分離について
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 弁護士 草薙 一郎 はじめに 今回は適当な裁判例がなかったので、相続関係のなかに規定している財産分離(民法941 条~950 条)について説明する。 相続債権者又は受遺者あるいは相続人の債権者からの請求により... -
売買賃貸借トラブル事例
No.5 配偶者居住権について
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 弁護士 草薙 一郎 はじめに 今回は配偶者居住権に関して、家庭裁判所の審判が公表されたので、この案件をもとに配偶者居住権についての説明をしたい。 事案は妻と子3名が法定相続人であるケースで、妻Dは夫の... -
今月の法務専門相談事例から
No.8 数次相続の場合の相続貯金の払戻しについて
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 弁護士 草薙 一郎 AB夫婦のうち、Aが死亡し、Aの遺産分割未了のまま後にBが死亡しました。Bの相続人のひとりから、Bの口座から仮払い制度による払戻しの請求がありました。Bの相続人は、Bの口座にはA... -
売買賃貸借トラブル事例
No.1 相続回復請求権と時効取得
JA 全国相続相談・資産支援チーム 顧問 弁護士 草薙 一郎 はじめに 今回は、相続回復請求権と不動産の時効取得との関係について、令和6年3月19 日に最高裁判所の判決が出されているので、このことについて説明したい。 相続回復請求権とは 民法884 ... -
都市農地の現場から
12.農地を失った農家の生き方
ゆずの木法律事務所 弁護士 岩崎 紗矢佳 「都市農地の現場から」第12 回は、「農地なき後の農家の生き方」です。農家が農地を持ち続けたいと考えても、相続や区画整理などにより、宅地転用したり売却したりせざるを得ないケースが多くあります。今回は... -
売買賃貸借トラブル事例(旧)
310.特別寄与料と遺留分侵害額請求
はじめに 今回は、2019年7月1日から施行されている民法1050条特別の寄与と遺留分侵害額請求との関係を説明する。特別の寄与については本誌2019年4月号(No.289)に紹介しているが、簡単に言えば、被相続人に対して無償で療養看護その他労務を提供したこ... -
今月の法務相談事例から
616.遺留分事前放棄と代襲相続
Aには推定相続人の子供3名(BCD)がいます。Aは、CDには生前経済的に援助していたので財産すべてをBに相続させる旨の遺言書を作成しています。CはAの考えを受けて、Aの相続について裁判所に遺留分の事前放棄許可の申立てをし、これが許可され... -
売買賃貸借トラブル事例(旧)
307.相続財産の管理制度について
【はじめに】 今回は、相続開始後の相続財産の管理制度について説明する。 相続開始のあと相続をすることになったのに、相続財産の管理に関しては、民法には明確な条文はなかった。遺産分割が成立してしまえば、そのあとは相続した者が確定的な権利者とな... -
JATAXインフォメーション(旧)
121.葬儀費用の詳細
先日父が亡くなりました。近年は葬儀も簡素化の傾向にあるようですが、実家の近くの斎場で、家族や親戚、たくさんの知人、友人に見送られて黄泉の国へ旅立ちました。葬儀費用を精算したのですが、相続税の申告においてはどこまで計上して良いかさっぱり分... -
JATAXインフォメーション(旧)
716.居住用家屋の建替え中の相続
親の代に建てた自宅が古くなったため建替えることになり、建替え中は夫婦揃って仮住まいのアパートに入居していました。しかし、建築途中に夫の持病が悪化して帰らぬ人となりました。土地と旧自宅は夫の名義です。その後新居が完成し、私が一人で住んでい...

