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419.旧農地法による更新拒絶
組合員が昭和56年から農地を貸しています。 期間が4年間とされている当初の契約書はありますが、その後、契約書を作ることなく今日に至っています。 地代が固定資産税に比べて低いことや、周辺がすでに宅地になっています。組合員としては解除したい... -
第2回 不動産の表示に関する調査(その2)
今回は不動産の表示に関する事項のうち、「建物の表示に関する事項」について物件調査のポイントを解説します。 1.建物の表示に関する事項 (1)建物の表示に関する調査の特徴 建物付きの不動産を取引するにあたって、重要事項説明で建物に関する物... -
531 . マイナンバーと相続税の申告書について
今年5月に父が亡くなり、相続税の申告書を来年3月までに提出しなければなりませんが、相続税の申告書に父のマイナンバー(個人番号)を記載するのでしょうか。 平成28年10月以後に提出する相続税の申告書については、被相続人の個人番号の記載は、不... -
212 . 駐車場賃貸借と説明義務
事案 平成25年4月、貸主Y、借主X、仲介業者Aの間で、Yの建物の地下駐車場についての賃貸借契約を締結。 同年9月にYの建物の存在している地域で集中豪雨が発生。 そのため、地下駐車場に駐車していたX所有の車両が水没した。 そのため、XからYに... -
418.相続対策と借地人
組合員が約600坪の土地を有しています。この土地の一部約40坪には借地人がいて、この借地人が建物の建替えを希望しています。 組合員としては、他にも財産があり、この土地を処分して自分に相続が発生したときの納税資金に充ててもらいたい考えで、でき... -
137.収益価格を求める簡便式
1.はじめに 前回は収益価格がどのようなものか、幾つかの方法でイメージしました。そして、エクセルなどの表計算ソフトを使うことが汎用的であることも確認しました。 今回は、エクセルで計算する方法とは別途、幾つかの前提をおいて収益価格を求め... -
114.農業体験農園(農家自立型)のモデル事例と展開動向
本誌先月号においては、JA全中が「体験型農園の普及に向けたJAグループの取組み方針」(以下「取組方針」という。)を策定したことを受け、「体験型農園の普及に向けたポイントと次世代への承継」を掲載した。 引き続き今月号では、「取組方針」にお... -
532.純損失の繰戻し還付について
私は、アパートの貸付を行っている青色申告者です。今年は、雪害や台風などの自然災害で賃貸物件に被害を受け、かなりの修繕などを行ったので、不動産所得が赤字になりそうです。この不動産所得の赤字は、どうなりますか。 不動産所得の損失(赤字)の... -
530.住宅の多世帯同居改修工事等について
長男が家族とともに、実家に戻ってくるため、キッチンとトイレの増設工事を予定しています。母は私達夫婦と同居しています。多世帯同居に対応したリフォームですが、税制上の優遇措置はありますか。 あります。世代間の助け合いを図る多世帯同居を促進... -
417.建物敷地内施設による損害
組合員がアパートを所有し、入居者に賃貸中です。 先日、入居者が2階にある自宅に戻るにあたり、敷地内の雨水マスの上に足をかけたところ、雨水マスの蓋が破損していたため足をとられ転倒し、けがをしました。 入居者からけがに関して請求が来ていま... -
211.飼い犬の鳴き声と損害賠償
事案 平成6年 Xは土地建物を購入した(A建物)。 平成8年 YはA建物と道路をはさんで反対側のところに建物を建てて生活を開始した。Yの居住建物とA建物との距離は約32.5メートルである。 平成11年 YはY宅において雑種の雄犬を飼いはじめた。 ... -
第1回 不動産の表示に関する調査(その1)
これからこの連載で不動産取引における物件調査のポイントについて解説します。物件調査は不動産取引では初動段階で行うもので、ここで誤りがあると後に続く価格査定、重要事項説明などに大きく影響してくる重要な作業です。 1.不動産取引におけるトラ...