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230 . いわゆる空家特措法について
はじめに 今回は適当な裁判例がなかったので、平成26年に成立した、いわゆる空家特措法(正式には空家等対策の推進に関する特別措置法)についての説明をする。 法律の目的 適切な管理がなされていない空家等が、防災、衛生、景観等、地域住民の生活環... -
567 . 交換で取得した資産を直ちに譲渡する場合について
私は、Xさんと宅地の等価交換を行う予定です。それぞれの宅地の時価は同額(3千万円)ですが、Xさんは交換で取得したA宅地をすぐに第三者に売却する予定だそうです。私は、交換で取得するB宅地を、A宅地と同じ用途の宅地として利用する予定です。 ... -
155.賃貸借に係る経済的対価 ~契約一時金を考慮した実質賃料~
1.定期金の支払い時期 賃貸借契約では、賃貸人は賃貸物を引渡す義務がある(債務者)一方、賃料を受領する権利があります(債権者)。他方、賃借人は賃貸物の引渡しを受ける権利がある(債権者)一方、賃料を支払う義務があります(債務者)。賃貸借契... -
568 . 交換で取得した資産を再度交換した場合について
相続で取得した土地を等価交換してC宅地を取得しました。この交換は、7ヶ月前に行ったものです。C宅地の交換については、「固定資産の交換の特例」を適用して確定申告書を提出しました。平成30年4月に、Yさんより、このC宅地についてYさん所有の... -
565 . 青地(旧水路)で分断された土地の評価について
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130 .「都市と緑・農が共生するまちづくりに関する調査」 報告会が開催される/国土交通省・農林水産省
国土交通省と農林水産省は2月28日、平成29年の「都市と緑・農が共生するまちづくりに関する調査」の報告会を開催した。 現在、国においては、人口減少、少子高齢化等に対応したコンパクトシティや都市と緑・農が共生する都市の実現をめざし、これらの実... -
452 .遺留分減殺請求と遺産評価
父が遺言書を作成する予定ですが、事情があり、相続人のひとりには財産をあげない内容です。相続開始のあと遺留分減殺請求がなされると思いますが、遺産の評価はいつの時点の価額になるのでしょうか。 1.遺産分割協議の場合には、どの遺産を誰がいくら... -
229.遺留分減殺請求について
はじめに 今回は適切な判決がなかったので、相続開始に あたって、今ではあたり前となっている遺留分減殺請求についての説明をしたい。 権利者 遺留分を有する者は、兄弟姉妹以外の相続人である。直系尊属のみが相続人のときは、相続財産の3分の1、... -
154 .戸建て住宅地にある大規模地の価格
1.問題意識 戸建て住宅地内にある大規模地の価格については意外と高く評価されることも、予想外に安く評価されることもあります。大規模地の価格を適切に評価することは難しいものです。 生産緑地を宅地として転用するケースなどにおいて予め価格を... -
566 .相次相続控除について
祖父が4年6ヶ月前に亡くなり、父が今年亡くなりました。父は、祖父の相続のときに、財産を取得して相続税1,000万円を納付しました。今回の父の相続では、私(K)と母が法定相続分(1/2ずつ)で全財産を相続します。私は相続税を納付予定ですが、母は...