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197.二方向避難の確保
1.はじめに 大阪の都心部の雑居ビルで起きた火災は放火殺人の疑いで捜査が進められていますが、ビルで火災が発生した際の避難に社会的な関心が高まりました。火災などの災害時にはひとつの避難階段が利用できない場合でも、もうひとつの避難階段から避難... -
273.令和3年民事基本法改正(その5)
今回は、土地建物の財産管理制度の見直しに関しての法改正の説明をする。 1.所有者不明土地・建物の管理について (1)土地について (イ) 裁判所は、所有者を知ることができず、又はその所在を知ることができない土地(土地が数人の共有に属するときは... -
542.解散した法人との境界画定について
私道の共有者に解散した法人がいます。私道との境界の確定をしたいのですが、どうしたらいいでしょうか。その法人はかなり昔に解散していて、所在地に法人はありません。なお、私道の他の共有者は境界について確認はできています。 1.法人が解散決議をし... -
541.表題部に名前しかない土地について
組合員が所有している土地の隣接地の問題です。この隣接地にはかつて墓地があり、現在は誰かが改葬処理をして、墓地はなく、雑種地の状態です。 隣接地は、隣接地と言っても組合員所有地に囲まれており、組合員としては隣接地の所有権を取得したい考えです... -
654.少額減価償却資産(30万円未満の資産)の明細書の添付要件
「中小企業者の少額減価償却資産の必要経費算入の特例制度」を適用する場合には、確定申告書に少額減価償却資産の取得金額に関する明細書を添付することが要件とされているそうですが、具体的にはどのようにすればよいのですか。 この制度は、青色申告書を... -
653.住宅ローン控除の改正
古くなった自宅の立て替えを検討中です。施工業者を決めて、令和4年中には契約し着工したいと考えています。その際、住宅ローン控除を受けたいのですが改正になったと聞きました。詳しく教えて下さい。 昨年末に発表された「令和4年税制改正大綱」により... -
177.令和3年度JA相続相談実務研修会
実務・事例:相続相談におけるJA実践事例/JA松本ハイランド JA全中では、「令和3年度JA相続相談実務研修会」を、7月8日(月)~9日(金)に開催した。本稿では、この研修会の講義のうちの1つ、JA松本ハイランドによる「相続相談におけるJA... -
6.都市JAにおける提案型事業モデルの構築
第6回 提案型JAづくりモデル事例-JAはだの:「食と農の協同組合」としてのJA 地域社会計画研究所 代表 星 勉 1.組合員情報の管理及び活用の現状等 (1)2つのデータソースとその統合 JAはだのでは、特定生産緑地指定に係わって、市提供の... -
第6回.法令に基づく制限の概要 2
今回は「法令制限の概要」(宅地建物取引業法第35条1項2号)のうち、建築基準法について重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。建築基準法は法令制限の中で最も紛争が多くみられるので、記載・説明は慎重な対応が必要です。 1.建築基準法の... -
196.賃貸借契約の入居一時金
1.はじめに 先日NHKの放送番組の取材を受けました。「チコちゃんに叱られる」ですが、内容は礼金をなぜ支払わなければならないかという疑問を掘り下げるものです1。5歳の子供はともかく、空室がたくさんなる中で、なぜ礼金を支払う必要があるか、一般的...