2024年– date –
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717.定額減税の調整給付
先日、住んでいる自治体から定額減税の調整給付金に関する書類が届きました。これは何でしょうか。 所得税又は住民税から、定額減税しきれない額が生じると見込まれる方に届いています。調整給付金を受け取るには手続きが必要です。 1.定額減税のおさら... -
第33回.特約条項 10 -環境的瑕疵その2と心理的瑕疵-
今回は前回に続いて環境的瑕疵と心理的瑕疵に関する特約条項の書き方について解説致します。これらのうち環境的瑕疵については、前回、過去の浸水被害について紹介しましたが、今回は全国的にトラブルが増えつつある水害ハザードマップについて、法律の仕... -
209.令和6年度相続相談実務研修会 講義Ⅲ「相続相談における実践事例」/JAみどり
JA全中では、7月10日と11日の2日間、「令和6年度相続相談実務研修会」を開催した。研修会での講義のうち、本稿ではJAみどりの相続相談における実践事例についての講義を中心に紹介する。なお、以下に掲載する内容は、講義内容をもとに筆者が整理し... -
228.収益価格を求める ~永久還元法と有期還元法~
1.はじめに 不動産の価格が、収益性に着目して求める収益価格を重視して決定されるようになってきたということは多くの人が知っています。一方で、収益価格をどのようにして求めるかは意外と知られていない実態があります。ここでは、収益価格を求める方... -
304.遺産分割前の預貯金の払戻しについて
はじめに 今回は遺産分割成立前の預貯金の払戻しに関する説明をします。 預貯金については、古くは可分債権であるとして、法定相続分に応じて相続人各自が、法定相続分に相応する金員を取得しているとの考えから、遺産分割の対象とはなりませんでした。そ... -
604.親族による囲い込みと成年後見の申立て
Aには子BとCがいますが、高齢で、判断力に問題があります。Aには多くの資産がありますが、CがAと会うことをBが嫌がっており、Bはどこかの施設にAを入居させているようです。 確かな情報ではありませんが、BはAの預貯金を勝手に使い込んでいる可... -
603.斜面地の崩壊の可能性と責任
A地とB地があり、A地がB地より高い位置にあります。A地とB地との間に斜面地がありますが、ゲリラ豪雨などがあると斜面地が崩れる危険性があります。B地の所有者からA地の所有者に対して、崩壊しないような対応を求めています。A地の所有者として... -
716.居住用家屋の建替え中の相続
親の代に建てた自宅が古くなったため建替えることになり、建替え中は夫婦揃って仮住まいのアパートに入居していました。しかし、建築途中に夫の持病が悪化して帰らぬ人となりました。土地と旧自宅は夫の名義です。その後新居が完成し、私が一人で住んでい... -
715.新紙幣発行に伴う修繕費
コインパーキングを経営しています。新紙幣の発行に伴い、自動精算機のシステム改修を行いました。改修費用の税務上の取り扱いを教えて下さい。 新紙幣の発行に伴うシステム改修費は、原則的に修繕費に該当します。よって令和6年分の必要経費になります。... -
32回.媒介報酬額の特例の改正
今回は特約条項の書き方を一旦休止し、本稿では今年7月から施行された媒介報酬額の特例の改正について解説致します。本改正は空き家等の流通促進の一環として、宅建業者が空き家等を取り扱うには報酬額と比べて必要経費等が過大になる問題に対し、媒介報酬...