2024年– date –
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307.相続財産の管理制度について
【はじめに】 今回は、相続開始後の相続財産の管理制度について説明する。 相続開始のあと相続をすることになったのに、相続財産の管理に関しては、民法には明確な条文はなかった。遺産分割が成立してしまえば、そのあとは相続した者が確定的な権利者とな... -
610.相続人申告登記
土地の登記を調べていたら、祖父の名前の土地がありました。道路として使用していたため、税金がかからずそのままになっていたようです。 祖父の子供は父を含めて5人いて、そのうち父を含めて3人が死亡し、死亡した子供(私からすれば、おじ、おば)にも... -
609.定期借家契約の中途解約条項
事業者(法人)に建物を定期借家契約で貸す予定です。法人の資本構成が変わり、実質的に別法人になってしまうことも予想されるので、貸主による中途解約条項(1年前予告)を入れる予定ですが、問題ないでしょうか。借主からの中途解約も同様にする予定で... -
722.砂利敷きの駐車場
. 先日母が亡くなりました。駐車場を2カ所持っていて、一方はアスファルトを敷いていましたが、もう一方は砂利を敷いていました。また、貸付台数は合計3台でした。相続税の計算において、小規模宅地等の減額特例の貸付事業用宅地等に該当しますか。 砂利... -
121.葬儀費用の詳細
先日父が亡くなりました。近年は葬儀も簡素化の傾向にあるようですが、実家の近くの斎場で、家族や親戚、たくさんの知人、友人に見送られて黄泉の国へ旅立ちました。葬儀費用を精算したのですが、相続税の申告においてはどこまで計上して良いかさっぱり分... -
211.令和6年度JA資産管理事業研修会Ⅰ─売買媒介の留意点と動向─「直近の不動産を取り巻く情勢」
JA全中では、8月28日と29日の2日間、「令和6年度JA資産管理事業研修会Ⅰ─売買媒介の留意点と動向─」を開催しました。研修会での講義のうち、本稿では野村不動産による「直近の不動産市場を取り巻く情勢」についての講義を紹介します。なお、以下に掲... -
第1回 受付
今回から、媒介業務に関して取引の流れに沿って基礎知識を一通り解説していきます。近年はJAで資産管理業務を担当される方から媒介業務に関するご質問を比較的多く頂くようになりました。媒介経験年数のある方も、日頃の業務を再点検する意味で一読して... -
230.災害ハザードマップと土地利用
1.はじめに 線状降水帯が頻繁に発生するようになり、大雨洪水被害もたびたび発生しています。特に、2024年1月に大規模震災被害のあった能登地方で甚大な水害が発生し、自然災害の猛威を前に言葉がありません。甚大化する自然災害に対し、事前に情報を発... -
306.解散した会社について
はじめに 今回は、解散した会社に関する説明をしたいと思います。亡父や祖先が設立した会社名義の建物がそのまま自宅敷地に残っていたり、隣地所有の会社が解散したため境界等の交渉をどうするのかなどの相談が寄せられています。会社が解散決議をする場合... -
608.借地上の施設の修繕義務
AがBにA所有地を一般定期借地契約で貸しています。この土地は斜面地を造成したもので、地下車庫(シャッター付き)を作って土地を貸し、Bが地下車庫の上に建物を建てていました。 今回、BからAに、地下車庫のシャッターが故障したとの連絡がありまし...