2021年– date –
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267.死亡危急時遺言について
【はじめに】 今回は死亡危急時遺言の説明をします。死亡危急時遺言とは、疾病その他の事由によって死亡の危急に迫った者がしようとする遺言の方式です。 テレビドラマなどで、病室で死期の迫った方が、人々の見守るときにベッド上で財産などのことを述べ... -
530.借地上の建物名義について
組合員の土地の借地人が建物を建てて居住しています。このたび、借地人から、借地人の長男と共有名義の建物を建てたいので承諾して欲しい旨の問い合わせがあります。承諾をしていいでしょうか。 1.法的には借地人が借地権の一部を長男に譲渡するのですか... -
529.テナントに対する賃料改正と更新拒絶
組合員が15年前に商業テナントにビルを貸しました。期間満了日が近日中に来ますが、更新ということになると期間は3年になります。組合員のオーナーとしては、家賃の値上げを考えていますが、テナントが値上げに応じないときには更新しないとすることは可... -
642.相続税の計算における土地の評価方法
同じ土地でも、売買をする時と、相続税を計算をする時では値段が違うと聞きました。相続税の試算をしてみたいのですが、どのように計算するのでしょうか。 相続税の計算をする際の土地の評価方法は、①固定資産税評価額を使う「倍率方式」②路線価を使う「路... -
640.底地の買い取りと使用貸借について
私(A)は、30年以上前に地主Bと土地の借地契約を結び、その土地の上に自宅を建築し、現在も居住の用に供しています。最近になって、地主Bに相続が発生し、Bの相続人から底地売却の打診がありました。私はこの底地を私の息子(C)に購入させようか、... -
266.遺留分減殺請求と遺言執行
【事例】 AはBと昭和50年3月に養子縁組(Aには実子がいない)。 Aは平成20年10月に、Aの財産全部を包括してⅩに遺贈すること、並びにこの遺言の執行者としてYを指名する旨の公正証書遺言を作成。 Aは平成28年3月に死亡。 BはⅩに対して、平成28年... -
528.未成年者によるリフォーム契約
アパートのリフォームの契約を考えています。ただ、アパートは祖父が所有していたもので、5歳の孫に生前贈与されていたものです。5歳の孫の両親は健在で、祖父も健在です。 リフォーム契約にあたり、どのような形で所有者である5歳の方と契約をすればい... -
527.借家権付建物の売買
借家権付建物を売買する予定です。①保証金の処理はどうしたらいいですか?②借主への連絡方法は?③保証人への連絡は?④月の途中で売買するときの賃料精算は?⑤その他何かあれば。 1.保証金の処理はいろいろかと思います。建物所有権が借家権付で売買され... -
170.都市農地保全の支援と貸借の取組み/JA東京むさし
都市農地の貸借の円滑化に関する法律(以下「都市農地貸借円滑化法」という。)が2018年9月に施行され、2年以上が経過した。従来に比べて生産緑地の貸借がしやすくなったことで、この制度を活用した取組みも各地で見られるようになった。本稿では、都市... -
190.賃貸住宅管理業者登録の義務化~賃貸住宅管理業法が全面施行~
1.はじめに 既報のとおり、2020年6月19日に公布された「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下「賃貸住宅管理業法」といいます。)のうち、ⅰ)サブリース業者とオーナーとの間の賃貸借契約の適正化に係る措置は、2020年12月15日にすでに施...