2019年– date –
-
597.死因贈与について
私の父は健在ですが、父が所有しているアパートについては、日頃から私に引き継いで欲しい、と言っています。私(長男)の方から、遺言書を書いて欲しいとお願いしにくいのですが、遺言書以外で私が相続できるような方法はありますか。 相続が発生すれば... -
149.担い手をめぐる情勢について/農林水産省
農林水産省は7月、統計資料等をもとに「担い手をめぐる情勢について」と題するとりまとめた資料を公表した。いわゆる「第一世代組合員」の高齢化が進み、今後10年間で彼らの多くが農業をリタイヤしていくことが想定され、正組合員の世代交代への対策強化... -
170.小規模不動産特定共同事業の創設~業務管理者の実務講習が始動~
1.平成29年12月の制度創設 全国で増加している空き家・空き店舗の再生や、観光、物流など成長分野の不動産ストックの拡充が重要となっています。広く出資を募って不動産を整備する制度として不動産特定共同事業がありますが、空き家・空き店舗の再生事業... -
第23回 生活関連施設の調査(その2)排水施設
今回は生活関連施設のうち、排水施設について解説します。排水施設の調査では、取引物件で直ちに利用可能な施設を特定しておく必要があります。そのためには現地確認と所有者に対する確認が必要で、そこにどのような排水施設があるのか(又はないのか)を... -
245.民事信託の注意点について
【はじめに】 今回は適当な裁判例がないので、民事信託ついて、少し述べておきたいと思う。 民事信託については、信託法の改正以来、いろいろな文献や講習会などで、その有益性が示されている。 たしかに、身内により財産管理ができることは、信託会社に費... -
485.成年後見と借地権譲渡
Aが所有する土地をBが事業用に借地している。今回、Bから借地契約の解約申し入れがあったことから、JAに対して、Aの家族より新しい借地人を探して欲しいとの要請がありました。Bとしては、Aが了解するなら新借地人に借地権を譲渡することを考えて... -
484.契約関係の不明な借地契約
経過は以下のとおりです。 土地は現在Ⅹ所有。その土地上に建物があり、BからCに譲渡され、Cが死亡したあとYが所有しているようだ。その建物は平成5年に建て替えられている。XY間で、口頭で年間○万円の地代としてⅩがYに土地を貸すこととしていた。... -
22.「生活関連施設の調査(その1)飲用水」
これから生活関連施設の調査についてとりあげて解説します。生活関連施設とは、電気、ガス、水道、排水施設に関する調査のことで、これらは重要事項説明の誤りからくるトラブルのうち約20%を占め、法令制限に次いで多くみられるので注意が必要です。 今... -
169.社宅の再生に見るマネジメント力の重要性
1.令和の時代の不動産最適活用 前号で今年4月、社会資本整備審議会不動産部会が不動産業ビジョン2030~令和時代の『不動産最適活用』に向けて~」を発表したことを紹介しました。これとは別途、今年の6月、日本不動産学会は日本不動産学会業績賞2件を... -
244.更新されていない借地借家契約
はじめに 今回は適当な判例がないので、表題のケースの説明をする。 最近、更新処理をしていない借地借家の契約、あるいは古くから借地人がいるが、契約書が見当たらない契約などの相談が多くある。相続に関連して、契約関係の確認をしようとされているも...