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155.事業承継に関する担い手からの提言-10年間の準備期間を経て事業承継したケース-
JA全国担い手サポートセンターでは、昨年12月12日と13日の2日間にわたり、「事業承継支援実践研修会」を開催した。 研修会の中で、実際に事業承継を経験した2人の担い手から、その事業承継事例の発表があった。担い手から事前に取材した内容も併せて... -
605.区分所有登記と小規模宅地等の特例について
今年亡くなった母は、母の所有する宅地の上に二世帯住宅を建築し、長男夫婦と居住の用に供していました。この二世帯住宅は区分所有登記がされており、1階は母が所有かつ居住の用に供しており、2階は長男が所有かつ居住の用に供していました。なお、母... -
493.相続放棄と葬儀費用
Aが死亡し、相続人は妻Bと子供C、Dです。Aはアパートを保有していますがローンもあり、BCDとしては相続放棄をしたい考えです。ところが、その手続きをする前、Aの葬儀費用をAの収入(アパートの賃料)から支出して葬儀を済ませているとのことで... -
603.家族信託の活用について(その2)
私(甲)の所有している希望ヶ丘の土地について、マンション開発業者からマンション用地として開発計画のお話を頂きました。賃貸マンションとして運用できれば、相続対策にも有効かと思案中です。開発計画が長期化する可能性もあり、その間に私の判断能力... -
248.故人の印鑑届の開示請求
【事 案】 AはY金融機関に対して、平成15年8月29日付で、本件預金口座を開設。開設にあたって提出した印鑑届書にはAの住所氏名等のほか、届出印が押印されている。 Aには相続人である子BCDXの4人がいる。 Aは平成15年8月29日の遺言書を作成し... -
602.家族信託の活用について(その1)
私(甲)には、小学生の孫がいますが、将来、孫のライフイベント(入学・就職・結婚など)に応じてお祝い金をあげたい、と思っています。もし、私が認知症になったり、亡くなったりしたとしても、お祝い金を渡す方法はありますか。私も妻も、長女が近くに... -
247.贈与と特別受益・遺留分侵害額請求
【はじめに】 今回は適当な判例がなかったので、相続人に対する贈与について、特別受益及び遺留分侵害額請求との関係について説明したいと思う。 被相続人が相続人に対して生前贈与をすることは、世の中でしばしばなされていることであり、贈与自体は契... -
150.事業承継支援の取組み事例/JAグループ佐賀
組合員の世代交代の加速を背景として、次世代対策が急務となっており、JAによる事業承継支援の取組みとして、「事業承継ブック」を活用した親子間の話し合いによる事業承継計画作成等の取組みが各地で始まっている。今回は、JAグループ佐賀による、J... -
486.私道と先代名義
Aが居住している地区と離れた地区にAとBとが各2分の1の持分を有する私道があることが判明しました。Aの持分と言っても、登記名義を確認すると、Aの祖父の名義となっており、Bについても、おそらくBはかなり以前に亡くなられていると思います。 A... -
598.死因贈与の仮登記について
私(X)は、父所有のアパートとその敷地について、父から死因贈与契約についての話があったので、死因贈与契約を交わし、確定日付を取りました。このアパートと敷地についての所有権移転の登記は、いつ頃できるようになるのでしょうか。 死因贈与では、契... -
597.死因贈与について
私の父は健在ですが、父が所有しているアパートについては、日頃から私に引き継いで欲しい、と言っています。私(長男)の方から、遺言書を書いて欲しいとお願いしにくいのですが、遺言書以外で私が相続できるような方法はありますか。 相続が発生すれば... -
149.担い手をめぐる情勢について/農林水産省
農林水産省は7月、統計資料等をもとに「担い手をめぐる情勢について」と題するとりまとめた資料を公表した。いわゆる「第一世代組合員」の高齢化が進み、今後10年間で彼らの多くが農業をリタイヤしていくことが想定され、正組合員の世代交代への対策強化...