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623.相続が発生した場合の消費税の納税義務
本年、消費税の納税義務者であった父がなくなりました。財産を相続した私(子)は、今年から消費税の申告をする必要があるのですか。 相続開始の年において、相続人(子)が事業を営んでいない場合や免税事業者の場合、相続人の消費税の納税義務の判定は被... -
257.再転相続における熟慮期間の起算点
【事案】 A社は借主B社に対して貸付金の支払いを求めるとともに、連帯保証人であるC外4名に対しても支払いを求め、これを認める判決が平成24年6月7日に言渡され、同判決は確定した。連帯保証人Cは、判決言渡直後の平成24年6月30日死亡した。 Cに... -
621.相続開始後に支給を受けた年金の取扱い
私の父が7月5日に亡くなりました。父は生前、年金を受け取っていましたが、年金を受け取っていた人が亡くなった場合、請求すれば未支給分の年金がもらえると聞き、市役所で手続を行い、8月に私が受け取りました。この年金は、父の相続財産となるのでし... -
4.「相続発生後の初動対応マニュアル」等について
JA全中 <サマリー> 相続を契機とした次世代のJA離れにより、貯金の流出や組合員の減少による経営基盤の弱体化が懸念されるが、このような事態を防ぐためにも、相続人に対して適切な相続対応を講じることが重要となります。 JAの強みを活かした相続... -
506.遺留分放棄と相続
ABの夫婦にはCDの2人の子供がいます。Aが死亡した際にBCDの三者で協議し、Aの遺産の多くをCに相続させることとしました。そして、Bの相続のときには、CはBの財産を相続しないこととし、CはBの相続について、遺留分の事前放棄許可をしてい... -
254.相続開始後に認知された価額請求の際の相続債務の扱い
【事案】 Aは平成20年2月に死亡。 ⅩはAとBの間の子であるが、A死亡後、認知を求める訴えを提起。この裁判は平成24年12月に確定し、ⅩはAの子と認められた。 YはAC間の嫡出である子であり、DはYの妻で亡Aの妻Cとの間で養子縁組をしている。 A... -
614.配偶者居住権について(その4)
配偶者居住権を生前に譲渡等した場合、どのような課税が生ずるのですか。 配偶者居住権は、配偶者による放棄又は配偶者と建物等所有者との間の合意により解除することができます。所有者である子が配偶者に適切な対価を支払って、配偶者居住権等を消滅させ... -
613.配偶者居住権について(その3)
配偶者居住権を設定すると節税になると聞いたのですが、どういうことですか。 配偶者居住権を取得した配偶者が死亡した場合には、配偶者居住権は民法の規定により消滅します。たとえば、一次相続で、配偶者が配偶者居住権を相続し、子がその所有権を相続し... -
農林中央金庫における令和2年度相続・事業承継関係の取組みについて
農林中央金庫 JAバンクリテール実践部 1.ライフプランサポートの実践について 2020年度は2019年度からスタートしたJAバンク中期戦略(2019年~2021年)の2年目であり、JAバンクを取り巻く複合的・構造的な環境変化(人口減少等による利用者基盤... -
611.配偶者居住権について(その1)
令和2年4月1日から、相続の際に配偶者居住権が設定できると聞いたのですが、どのような制度ですか。 配偶者居住権は、配偶者が所有権を持たなくても自宅に住み続けながら、一定の生活費を確保できるように配慮した制度です。 一般的な配偶者居住権等の...