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454 . 公務員による資産管理
公務員である組合員の息子さんが、父からアパートその他の資産を相続する予定です。 家賃や駐車場収入などを得ることは、公務員の副業禁止に該当するのでしょうか。 1.ご質問を整理すると、公務員である組合員が、相続によって取得した不動産から生じ... -
452 .遺留分減殺請求と遺産評価
父が遺言書を作成する予定ですが、事情があり、相続人のひとりには財産をあげない内容です。相続開始のあと遺留分減殺請求がなされると思いますが、遺産の評価はいつの時点の価額になるのでしょうか。 1.遺産分割協議の場合には、どの遺産を誰がいくら... -
229.遺留分減殺請求について
はじめに 今回は適切な判決がなかったので、相続開始に あたって、今ではあたり前となっている遺留分減殺請求についての説明をしたい。 権利者 遺留分を有する者は、兄弟姉妹以外の相続人である。直系尊属のみが相続人のときは、相続財産の3分の1、... -
566 .相次相続控除について
祖父が4年6ヶ月前に亡くなり、父が今年亡くなりました。父は、祖父の相続のときに、財産を取得して相続税1,000万円を納付しました。今回の父の相続では、私(K)と母が法定相続分(1/2ずつ)で全財産を相続します。私は相続税を納付予定ですが、母は... -
228 . 秘密証書遺言等について
はじめに 東京地方裁判所平成29年4月25日判決では、秘密証書遺言の効力が争われている。 事案は作成された秘密証書遺言の署名が遺言者のものか否か、遺言書作成のときに遺言者の判断能力はあったのかである。 これについては、署名は遺言者のものであ... -
562 . 増改築等が行われた家屋の評価について
私の父は、自宅について今年の3月に増改築をしました。その後、10月に亡くなりました。父の相続税の計算の際に、自宅の評価はどのように行うのでしょうか。 家屋の評価は、相続開始年の固定資産税評価額に倍率(1.0)を乗じて計算します。増改築等の... -
449.建築中の請負契約と遺言
組合員が、着工中のアパート建設契約について、遺言書の中で長男にこの契約を承継させる旨の記載をしています。今後、組合員に相続が発生した場合、この遺言書のみで建設契約を長男に承継することができるのでしょうか。 1.アパートの建設契約の契約上... -
227 . 共同相続された預貯金の扱い(差戻審)
事 案 本件は本誌平成29年2月号で紹介した最高裁判所の事案(平成28年12月19日大法廷決定)の差戻審の決定である。 事案はやや複雑であるので、本誌平成29年2月号と同一の事案で説明したいと思う。 XはAの弟の子でAと養子縁組をしている。 Y... -
447.事業承継と遺言書
組合員がJAに依頼して、自分の土地にビルを建てる計画をしています。 組合員はかなり高齢なことから、計画していた事業開始の前やその途中に相続が開始される可能性もあります。 そこで、組合員が作成する遺言書の中に「事業は長男が承継すること」... -
557.土地の筆界特定制度について
土地には、「筆界」と「所有権界」の2種類の境界あるそうですが、これらのうち、「筆界」について教えて下さい。 土地の境界には、「筆界」といわれる境界と「所有権界」という境界があります。「筆界」とは、その土地が法務局に初めて登記されたとき...