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410.相手方の破産と免責
組合員AがBにお金を貸していますが、調べてみると、Bがウソをついてお金をAから詐取したようです。借用書の住所もデタラメでした。 AはBに対する刑事処分を希望していますが、Bは破産すると言っています。 Bが破産した場合、Aの貸金はどうな... -
411.共同賃貸人の預金口座の差押
私AはBと共同のビルを所有して、BとともにCにビルを一括賃貸しています。 B自身に対してDが貸付金を有しており、Bに対してDへの支払いを命ずる判決を得たようです。 実は、ビルの賃料はBの口座へ入金され、Bから私AにAの取得分を支払って... -
最終回 賃貸住宅管理ノートの活用
1.賃貸住宅管理ノートとは これまで賃貸住宅の管理や媒介で実際に発生した様々な紛争事例を紹介してきました。最終回は、トラブルを未然に防止するためのツールとして、賃貸住宅管理ノートをご紹介します。 ここでいう賃貸住宅管理ノートとは、賃貸物... -
133.ハワイの借地制度の見直し~借地人による底地の買取制度~
1.はじめに 前回は、日本の定期借地権制度の行く末を考えるひとつの参考例として、定期借地権制度と類似の制度である英国のリースホールド(賃借保有権)について紹介しました。労働党政権の下で、借主を保護する必要があるという主張によって英米法の... -
107.都市農業振興・都市農地保全等に関する常勤役員・幹部職員研修 東日本パネルディスカッション「都市農業のこれからとJAに期待すること」
蔦谷氏 今回いただいているテーマは、「都市農業のこれからとJAに期待すること」となっています。この研修会自体の狙いを改めて確認させていただくと、多くの消費者を抱える都市のJAが、国が都市農業の価値を認め、都市農業振興、都市農地保全に舵を... -
522.空家の譲渡と相続税の取得費加算との適用関係について
空家に係る譲渡所得の特別控除と相続税の取得費加算とは重複適用できますか。具体例を挙げて教えて下さい。 相続税の取得費加算の特例は、相続発生から3年10ヶ月以内に相続した財産を売却した場合、譲渡所得の計算上、売却した者にかかる相続税額のう... -
第11回 書面作成に関するトラブル
1.書面を原因とするトラブル 今回は、賃貸住宅において、重要事項説明書や契約書といった書面が原因でトラブルになったケースを取り上げてみたいと思います。 これまでの経験から、書面作成段階のミスを原因とするトラブルは、①主として定期借家にお... -
408 . 地中の埋設物について
土地を売却したところ、地下からアスファルトがらが多数出てきたと言われました。 買主は契約の解除を主張していますが、これに応じる必要はありますか。また、「がら」の撤去はどこまでが必要でしょうか。 1.売却した土地の地下から「アスファルトが... -
409 . 農地の信託などについて
農地を信託することはできるのでしょうか。また、信託の仮登記は可能ですか。 信託をしても、遺留分の問題があるとのことですが、どういう場合でしょうか。 1.農地については、農地法3条2項3号で信託は認められていません。ただし、同条2項本文但... -
106.都市農業振興・都市農地保全等に関する常勤役員・幹部職員研修 実践報告「積極的自己改革の実践に向けて」-地域に必要とされるJAぎふであるために-
JAぎふ 代表理事専務 栗本斛朗 はじめに 岐阜のような地方圏でも、都市農業は今、多くの課題を抱かえております。加えて、TPP、JA改革を意識しながら、これらの課題にどのように立ち向きあい、実践しようとしているかについてお話したいと思いま...