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221.賃貸借契約の終了について
はじめに 今回は紹介に適切な判例がなかったので、賃貸借契約の終了についての説明をしたい。 JA職員などから賃貸借契約の終了についての質問を受けることがある。その質問内容を検討すると、民法や借地借家法の基礎的理解が十分でないと思われるケ... -
437.株の相続と遺言書
組合員が死亡しましたが、遺言書はあります。内容は自分の財産は2人の娘に半分ずつ相続させるというものです。 相続人は子供4名で、上の2人の子供は男子です。 組合員は生前会社を設立し、上の2人の男子にそれぞれ会社を任せていました。(それぞ... -
549.同一生計親族の貸付事業用宅地等について
父(被相続人)と生計を一にする私(長男A)は、父の所有する土地を使用貸借により借り受けて、賃貸アパートを建てて賃貸借契約によりアパートの貸付を行っていました。この賃貸アパートの敷地を私が相続することになりましたが、貸付事業用宅地等に該... -
436.更新料請求条項について
組合員所有のアパートの管理をすることになりました。従前の契約期間が満了し、近日中に更新になります。 契約書の条文をみると「期間満了のとき双方の合意で本契約を更新するものとする」とあり、第2項には「前項のときには借主は表記記載の更新料を... -
121.体験型農園「マイ・ラーニング・ガーデン」の取組み/JAぎふ
JAグループは昨年9月に「体験型農園の普及に向けたJAグループの取組方針」を打ち出した。この取組方針を協議した「市民農園等研究会」のメンバーでもあるJAぎふでは、農家が園主となって利用者に作付けから収穫まで指導する体験型農園「マイ・ラ... -
548.資産の取得の日について
私は所有していたマンションを平成29年11月25日に売却しました。平成24年1月5日に引越しましたので、入居期間は5年と10ヶ月を超えます。しかし、引越日から平成29年1月1日までの所有期間は5年以下となります。このとき、譲渡所得の計算はどのよう... -
435.更新拒絶の時期について
事業用物件の建物賃貸借契約についての質問です。 契約期間は3年間ですが、契約書では期間満了2年前までに貸主・借主双方から異議がなければ契約はさらに3年間の更新となり、以後も同様と記載されています。 2年前までに異議がなければ更新される... -
220.遺言書トラブルについての考察
はじめに 今回は紹介に適切な判例が見当たらなかったので、最近比較的増加している遺言書のトラブルについて述べてみたい。 遺言書については、作成されているケースが多くなっているのは事実である。マスコミや信託銀行などが相続トラブルを防止するた... -
434.転借地人の地位
組合員AはBから依頼され、A所有地に事業用定期借地契約をBと締結予定です。BはCと同じグループ会社ですが、BからするとCは親会社的存在になります。 今般、A所有の土地について、CがBの借地権を転借したいとBCからAに要請がありました。... -
145.民泊の管理について
1.はじめに 国内外からの観光客の増加を背景に、多くの都市で宿泊施設の不足が顕著になっています。2020に東京で開催されるオリンピックとパラリンピックを控えて、東京エリアでは特に不足が顕著です。一方で、空き家の増加が社会問題化しています。 ...