2023年– date –
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574.定期借地契約の内容変更
組合員が自分の土地をある団体に貸しています。20年間の事業用定期借地契約ですが、今般、借地人から、建物を増築したいとの申し入れがあります。組合員は同意していいと言っていますが、この場合、どのようにすればいいでしょうか。 1.建物の増築ですの... -
573.工作物の設置の瑕疵について
駐車場にあるフェンスが曲がって駐車していた車にキズがつきました。車の所有者から、フェンスは土地の工作物なので、所有者である貸主に責任があると言っています。責任は生じるのでしょうか。 1.フェンスが曲がった原因は何でしょうか。第三者がフェン... -
686.土地の譲渡と固定資産税
私は、自己所有の土地を令和5年2月末に譲渡しました。その後、5月になってこの譲渡した土地の固定資産税の納税通知書が届きました。これは、私が支払うのでしょうか。 固定資産税は、その年1月1日の所有者に納税義務があります。納税通知書が届いた時... -
685.相続取得の土地を譲渡した場合の取得費
昨年母が亡くなり期限内に相続税の申告と納付を終えました。私は現在、生まれ育った土地を離れて暮らしているため、相続により受け継いだ土地の維持管理が負担になっています。そのため土地を売ることを考えているのですが、このような場合の土地の取得費... -
193.2022年特定生産緑地への移行結果/国土交通省
国土交通省が対象となる自治体に対して実施した調査結果(2022年12月末時点)によると、1992年に指定された生産緑地の約9割が特定生産緑地に指定されたことがわかった。 2022年には、全体の約8割を占める生産緑地が指定から30年が経過することとなり、そ... -
212.賃料改定(継続賃料)の考え方 その2 利回り法・スライド法
1.はじめに 前回は継続中の賃貸借契約の賃料を改定する場合の改定後の賃料(継続賃料)を求める場合に一般的に用いられる手法に、差額配分法、利回り法、および、スライド法があることを説明したうえで(図1)、差額配分法について説明しました。今回は... -
288.親子関係不存在の訴え
【事案】 AB間の子は戸籍上CDEの3名である。(A・Bはすでに死亡。) Dは平成29年に死亡したが、配偶者も子もいない。(本件はDの相続に関する事案である。) CとEは、Dより先に死亡しており、Cには3人の子、EにはXともうひとりの子がいる... -
572.物流総合効率化法について
組合員が所有する土地は農地で、周辺は市街化調整区域となっています。最近、この地域で大きな倉庫が作られるらしいとの話を聞きました。農地であり、調整区域でもあるのに、倉庫を作ることが可能なのでしょうか。 1.農地ですから、建物を建てることは原... -
571.残置物の同意
組合員からの個人的な相談です。組合員の弟さん夫婦は公営賃貸住宅を借りて居住していましたが、先日、どこかに転居したようです。このたび、公営住宅の貸主から、弟が荷物をそのままにしてどこかに行って連絡がつかないので、兄である組合員に残置物の処... -
684.アパート駐車場に関する土地評価
私は不動産賃貸業を営んでおり、アパートを3棟所有しています。アパートにはそれぞれ駐車場があり、下記表のような契約形態です。相続財産として評価する際には、この駐車場の敷地はどのような取り扱いになりますか。 建物駐車場アパート甲一括借上げ一括...