2023年– date –
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214.JA版賃貸住宅管理業務の展開
1.はじめに 2021(令和3)年6月15日に「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、「賃貸管理業法」という。)が全面施行になりました。1年間の猶予期間も2022(令和4)年6月には終了しました。新法のもと、賃貸住宅管理が新たなステージ... -
290.令和3年民法等の改正のその後について
【はじめに】 今回は令和3年の民法その他の法律の改正に関連して、その後の登記手続きやその他の法律に関しての説明をする。 令和3年の民法その他の法律の改正は、所有者不明土地の発生をなくすためのものであることは、すでに本書をはじめ多くの文献等... -
576.借家契約における更新後の中途解約
組合員はA社との間で期間20年の建物賃貸借契約を締結していました。その契約では、A社が期間途中で中途解約をするときにはかなり厳しい条件のペナルティーを課していました。A社との契約は、契約から10年を経過したとき、B社に借主が変更となりました... -
575.施設建設契約の署名等について
組合員は高齢ですが、判断能力はまだあります。今般、施設建設契約をJA側と締結して建物を建てる予定です。 組合員から、署名押印すれば住所を書かなくてもいいかとの問い合わせがありますが、どうでしょうか。 組合員の娘さんが署名押印しましたが、娘... -
688.時効取得の課税関係
私の自宅敷地の一角に、国が所有している土地があります。なぜこの部分だけ国が所有しているのか経緯は不明です。自宅建物は平成3年に建て替えていますが、以前より自宅敷地として利用しています。この度「時効によりこの土地を自分の所有にできるが、税... -
687.年の中途で譲渡した場合の減価償却
所有している賃貸アパート(木造)を、令和5年3月31日に売却しました(便宜上、土地の売却代金は考慮していません)。 譲渡対価:15,000,000円 取得年月日:平成20年1月1日 取得価額:40,000,000円 償却方法:定額法 耐用年数/償却率:22年/0.046 期首... -
194.農住まちづくり活動の支援「竹林まちづくり農業体験農園」の取り組み/JAみえなか
三重県松阪市にある「竹林まちづくり農業体験農園」は、全国的にも珍しい住宅地開発の“まちづくり”と一体となった農業体験農園であり、遊休農地を有効活用し、複数の農家による協議会が運営し、JAが事務局としてその運営を支援している。本格的な農業体... -
第18回.「Ⅱ 取引条件に関する事項」その1
今回から、国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」の別添3・重要事項説明の様式例(以下、単に「別添3」と略)のうち、Ⅱ 取引条件に関する事項について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。なお、別添3の第五面にある「14 ... -
213.定期借地権の経緯と比較
1.はじめに 定期借地権制度は1992年(平成4年)8月1日に施行された借地借家法により創設されました。借地借家法はそれまでの借地法、借家法、建物の保護に関する法律(建物保護法)の三つの法律を廃止して成立した新たな法律です。借地法が規定する借... -
289.養子縁組の無効
【事案】 Aは4男2女の6人兄弟姉妹であり、Aは二男、Yは四男である。 Aの父母はすでに死亡している。 Aは二男であるが、A家の跡取りになることを、Yを含めた他の兄弟姉妹は同意していた。 Aは平成2年1月に砂利販売等を目的とする会社を設立し...