2022年– date –
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552.現状有姿売買と瑕疵担保
中古建物を現状有姿を前提に売却した場合、仮にその建物に瑕疵があっても、売主に責任は生じないのでしょうか。 1.現状有姿の売買ですので、売却時の状態のままで引渡すということになります。したがって、床が汚れていたり外壁に汚れがあっても、そのま... -
551.借地上の建物の増改築
組合員が居住用の建物所有目的で土地を貸しています。先日、借主から建物を建て替えたい旨の連絡がきました。貸主の承諾なしに建て替えは可能なのでしょうか。 1 契約書の条項次第だと考えます。 借地借家法第17条2項は「増改築を制限する旨の借地条件... -
664. 免税事業者とインボイス
私は駐車場を貸しており、消費税の免税事業者です。今後インボイスの導入に伴いどのような影響がありますか。適格請求書発行事業者(課税事業者)として登録すべきでしょうか。 駐車場を貸している相手が、事業を営んでいない個人の方であれば免税事業者の... -
663.適格請求書等保存方式(インボイス制度)について
私は不動産賃貸業を営んでおり、居住用アパート一棟と貸倉庫を所有しています。毎年確定申告をしていますが、消費税は免税事業者のため申告していません。最近ちらほらとインボイスの話を耳にしますが正直よく分かりません。私はインボイスを発行できます... -
201.相続税申告に係る最高裁判決 ~路線価方式による評価が著しく不適当と認定~
1.はじめに 相続税は納税者の申告に基づいて課税する申告税ですが、納税者が不動産の時価を適切に評価することは困難なことから、財産評価基本通達(昭和39年4月国税庁長官通達)にしたがって、市街地の宅地は路線価方式で、他の地域の宅地は固定資産税... -
277.外国籍等と相続
今回は適当な判例がないので、相続に関して外国籍の人や外国居住者がいる場合の対応について説明します。 被相続人が外国籍の場合 JAの組合員の国籍が外国籍である場合はあまりないかも知れないが、組合員の子供の配偶者が外国籍である場合などもあるの... -
550.借地人が死亡したら借地契約は終了するとの特約
組合員Aは、Bに土地を建物所有目的で貸しています。Bは高齢で、B名義の建物にひとりで居住しています。Aとしては、Bが死亡したら借地契約の終了が認められるのなら、地代をかなり安くしてもいいと考えています。 AB間の合意で、Bが死亡したら借地... -
549.不在者財産管理人と公示送達
事件の相手方の所在が不明なときに不在者財産管理人が選任されることがありますが、公示送達で裁判をするということも聞きます。このちがいは何ですか。 1.従来の住所又は居所を去った者がその財産について管理人を置いていなかったときに、利害関係人や... -
662.クレジットカードの盗難
先日空き巣の被害に遭いました。自宅に置いていたクレジットカードが盗まれ、気づいた時には限度額近くまで不正使用された後でした。警察やクレジットカード会社に届け出て、一定の金額は補償の対象となりましたが20万円は私の負担となってしまいました。... -
661.成年年齢の引き下げ
現在17歳の子どもがいます。成年年齢が4月から引き下げられましたが、税務上どんな影響がありますか。 民法の改正により、令和4年4月1日から成年年齢を20歳から18歳に引き下げる法律が施行されました。現在18歳以上20歳未満の方は4月1日をもって成年...