2017年– date –
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548.資産の取得の日について
私は所有していたマンションを平成29年11月25日に売却しました。平成24年1月5日に引越しましたので、入居期間は5年と10ヶ月を超えます。しかし、引越日から平成29年1月1日までの所有期間は5年以下となります。このとき、譲渡所得の計算はどのよう... -
435.更新拒絶の時期について
事業用物件の建物賃貸借契約についての質問です。 契約期間は3年間ですが、契約書では期間満了2年前までに貸主・借主双方から異議がなければ契約はさらに3年間の更新となり、以後も同様と記載されています。 2年前までに異議がなければ更新される... -
220.遺言書トラブルについての考察
はじめに 今回は紹介に適切な判例が見当たらなかったので、最近比較的増加している遺言書のトラブルについて述べてみたい。 遺言書については、作成されているケースが多くなっているのは事実である。マスコミや信託銀行などが相続トラブルを防止するた... -
434.転借地人の地位
組合員AはBから依頼され、A所有地に事業用定期借地契約をBと締結予定です。BはCと同じグループ会社ですが、BからするとCは親会社的存在になります。 今般、A所有の土地について、CがBの借地権を転借したいとBCからAに要請がありました。... -
145.民泊の管理について
1.はじめに 国内外からの観光客の増加を背景に、多くの都市で宿泊施設の不足が顕著になっています。2020に東京で開催されるオリンピックとパラリンピックを控えて、東京エリアでは特に不足が顕著です。一方で、空き家の増加が社会問題化しています。 ... -
547.土地の賃貸と無償返還届出書について(その2)
A(個人)の所有する土地をB会社(同族会社・卸売業(不動産貸付業ではありません)・Aが社長)に対して、事業用定期借地権等を設定して賃貸し、B会社はその借地の上に建物を建てて、事業の用に供しています。なお、借地権設定時に、保証金等を預かっ... -
433.遺言書の検認手続について
父が死亡し、父の自筆証言遺言を預かっています。 検認手続が必要であることは知っていますが、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか。 1 民法1004条には以下の趣旨の規定があります。 遺言書の保管者、発見者は、相続開始を知ったのち、遅滞... -
144.一般定期借地権を利用した先駆的土地活用
1.はじめに 土地価格が上昇しないだけでなく、下落することも日常的となったことを受けて、若い世代には買った途端に資産価値が下落する土地を購入することは経済合理性に反する行為で賢明ではないと考える人も増えています。ここに、一般定期借地権で... -
432.ひとり暮らしの高齢者の借家人について
アパートにひとりで長い間生活している高齢者がいます。身寄りの人がいるかはわかりません。 この借家人に万一のことがあったとき、室内の残置物などを処分できるようにするにはどうしたらいいでしょうか。 1.借家人死亡の場合の家財の処理についてで... -
219. 仮差押と法定地上権の成否について
事 案 争点はいろいろあるが、ここでは法定地上権の成否に関する事項を中心に説明する。 Aは甲地、乙地並びに両土地の上に位置する建物の所有者であった。 平成14年5月、ZがA所有の甲地及び建物に対して仮差押えをした。 ところが、本件建物は乙地...