2017年– date –
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441 . 古い借地契約について
土地所有者AはBに建物所有目的で土地を賃貸しています。 Bは地代をちゃんと支払っていますが、何十年も前からBが土地に建物を建てて居住しているため、AB間の契約書はありません。 Aとしては、今後の相続や更新料請求などを考えてBとの間の借... -
553 . 養子縁組と代襲相続について
次の場合において、被相続人の相続人と相続分はどうなるのでしょうか。教えて下さい。 以下2つのケースについて検討してみます。 ケース1 Answer1 ケース1の場合では、Bとの養子縁組後にCが誕生しているので、CはBの代襲相続人となります。し... -
554 . 重ねて相続が発生した場合について
今年に入って、先々月に父が亡くなり、今月になって母も亡くなりました。このような場合、父の相続について、母の配偶者の相続税額の軽減を適用することはできるのでしょうか。また、その際の遺産分割協議書は、どのように作成すればよいのでしょうか。 ... -
223.相続における特別受益について
はじめに 今回は相続における特別受益の説明をしたいと考えます。 民法903条は、共同相続人のうち、被相続人から遺贈を受け、または婚姻もしくは養子縁組のため、もしくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、遺産分割にあたり相続分の計算に... -
439.私道の埋設管の件
組合員が土地を売却する予定です。土地の前面にある道路は私道であり、建築は可能となる道路です。 ただ、私道の所有名義人の所在がわかりません。 売買契約では私道に管を埋設するにあたって私道の所有者の了解を得ることが売主側の義務とされていま... -
222.預貯金債権と相続について
はじめに 今回は適当な裁判例がなかったので、昨年12月に出た預貯金と相続に関しての説明をしたい。 平成28年12月19日の最高裁決定で、普通預金、通常貯金、定期貯金については、共同相続をした場合には、当然に相続分に応じて分割されることはなく... -
147.正味現在価値と内部収益率
1.投資分析の三要素 不動産の投資を考える場合の三要素として、価格、利回り、賃料があり、これらは相互に関係があります。つまり、 賃料=価格×利回り …(1)式利回り=賃料÷価格 …(2)式価格=賃料÷利回り …(3)式 の関係が成り立ちます。不動産... -
552.広大地の評価について(その2)
来年から、広大地の評価方法が変更になるそうですが、市街地農地等で地積規模の大きな宅地に該当する場合の評価方法はどうなるのでしょうか。 平成30年から適用される「地積規模の大きな宅地の評価」で、市街地農地等の評価における「宅地であるとした... -
551 . 広大地の評価について(その1)
来年から、広大地の評価方法が変更になるそうですが、どのように変わるのでしょうか。教えて下さい。 平成29年で、従来の規定は廃止となります。平成30年1月1日からは、新設された「地積規模の大きな宅地の評価」の規定が相続、遺贈又は贈与に適用さ... -
第9回 法令上の制限⑤ 「建築基準法の調査(その2)」
1.形態規制に関する調査 今回は建築基準法の調査のうち、形態規制について解説します。形態規制は、建ぺい率や容積率のほか、高さ制限などもありますが、このうち、重要事項説明書では、どの書式にも共通していえることとして、建ぺい率と容積率につい...