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第27回.標準媒介契約約款の改正
今回は特約条項の書き方を一旦休止し、今年4月に予定されている標準媒介契約約款の改正や宅地建物取引業法(以下、「宅建業法」と略します)の改正について解説致します。 本改正は建物状況調査に関する宅建業法の施行から5年を経たことを踏まえ、第40回... -
295.危険負担、契約不適合等について
【はじめに】 今回は適当な裁判例がないので、建物売買に関する危険負担、瑕疵担保、契約不適合、債務不履行について説明したいと思う。 説明のための事例として、建物所有者Aが自分の建物(A建物)を買主Bに売却したとする例を前提としたい。売買契約... -
206.建物譲渡特約付借地権の建物買取価格
1. はじめに JA系統では建物譲渡特約付借地権は原則として資産管理には利用しないことが基本ですが、事情によっては利用していることも考えられます。また、普通借地権で土地を貸している地主の更新拒絶の申し出の正当事由が認められ、借地権を失うこ... -
552.現状有姿売買と瑕疵担保
中古建物を現状有姿を前提に売却した場合、仮にその建物に瑕疵があっても、売主に責任は生じないのでしょうか。 1.現状有姿の売買ですので、売却時の状態のままで引渡すということになります。したがって、床が汚れていたり外壁に汚れがあっても、そのま... -
276. 土地売買の買主の土地確保と弁護士費用
【事案】 XA間でA所有地の土地売買契約(平成26年7月23日)。Aは法人、代金は9200万円。 契約時、手付金500万円をXがAに支払う。残金8700万円は平成26年9月末日、残金支払時にA所有地の所有権をXに移転。 AはAの費用負担でA所有地上のAの建... -
268.売買契約における確定測量図交付の意味
【事 案】 ◎Ⅹは所有している土地をYに売却。 契約日 平成29年2月11日 代 金 7500万円 手付金 350万円 決済日 平成29年5月29日 違約金 代金の10パーセント(750万円) その他の内容 売主は買主に対して、残代金支払日までに隣地所有者の立会いを... -
527.借家権付建物の売買
借家権付建物を売買する予定です。①保証金の処理はどうしたらいいですか?②借主への連絡方法は?③保証人への連絡は?④月の途中で売買するときの賃料精算は?⑤その他何かあれば。 1.保証金の処理はいろいろかと思います。建物所有権が借家権付で売買され... -
第40回.法47条1号に関する事項(その9)-心理的瑕疵2-
第37回の続きで心理的瑕疵について解説します。今回は調査の結果、物件に心理的瑕疵があることが分かった場合の対応について解説します。 1.相手方への告知-国土交通省検討委員会の状況 前回(第37回)では心理的瑕疵の調査として、①売主の告知書だけで... -
255.売買にあたっての本人か否かの確認
【事 案】 Ⅹは平成28年10月21日、本件土地の所有者と称するBとの間で土地売買契約を締結した。 売買代金は総額2億円、うち契約のときに手付金として金4,000万円、11月1日に予定されている決済日に残金1億5,000万円、残り1,000万円については、売主が本... -
第28回.新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた不動産取引の対応について
新型コロナウイルス感染症の影響が不動産取引でもみられるため、今回は物件調査から離れてこの点について私見を述べたいと思います。 1.不動産取引における新型コロナウイルス感染症の影響について 日本における新型コロナウイルス感染症の感染率や...