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440 . 契約書上の借主の変動について
Aは建物の一部屋を事務所として貸しています。当初の契約書での借主はB、Cでしたが、その後賃料滞納があり、Aは借主をBとすること並びに滞納賃料の支払方法を記載した覚書をBとの間で作成しました。(このときCの署名押印はありません。) その... -
553 . 養子縁組と代襲相続について
次の場合において、被相続人の相続人と相続分はどうなるのでしょうか。教えて下さい。 以下2つのケースについて検討してみます。 ケース1 Answer1 ケース1の場合では、Bとの養子縁組後にCが誕生しているので、CはBの代襲相続人となります。し... -
223.相続における特別受益について
はじめに 今回は相続における特別受益の説明をしたいと考えます。 民法903条は、共同相続人のうち、被相続人から遺贈を受け、または婚姻もしくは養子縁組のため、もしくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、遺産分割にあたり相続分の計算に... -
221.賃貸借契約の終了について
はじめに 今回は紹介に適切な判例がなかったので、賃貸借契約の終了についての説明をしたい。 JA職員などから賃貸借契約の終了についての質問を受けることがある。その質問内容を検討すると、民法や借地借家法の基礎的理解が十分でないと思われるケ... -
434.転借地人の地位
組合員AはBから依頼され、A所有地に事業用定期借地契約をBと締結予定です。BはCと同じグループ会社ですが、BからするとCは親会社的存在になります。 今般、A所有の土地について、CがBの借地権を転借したいとBCからAに要請がありました。... -
219. 仮差押と法定地上権の成否について
事 案 争点はいろいろあるが、ここでは法定地上権の成否に関する事項を中心に説明する。 Aは甲地、乙地並びに両土地の上に位置する建物の所有者であった。 平成14年5月、ZがA所有の甲地及び建物に対して仮差押えをした。 ところが、本件建物は乙地... -
431 . 設計にない家財の搬入について
建物の工事を請け負ったのですが、設計図とちがった家財を搬入して設置してしまいました。 契約書には、工事目的物の瑕疵は引渡日から2年間、担保責任を負うと書いてあります。 この場合、2年を経過していれば責任は生じないのでしょうか。 1 本件... -
218 . 無断建物転貸借の当事者間の関係
事 案 本件建物はA所有。 AはYに対して本件建物の一部を賃貸した。内容は以下のとおり。 (1)期間は平成19年から8年間(2)使用目的はYが服飾雑貨小売業を営む。(3)賃貸対象範囲は本件建物の1階、2階の一部。 上記契約をAY間で締結したが、... -
428 . 隣人からのいやがらせ
組合員所有の土地とその隣地所有者との間でトラブルになっています。 境界がはっきりしないことから、境界を決める提案を組合員が隣地所有者に申し入れたところ、隣地所有者の妻が組合員やその妻に対して暴言を吐き、周辺にありもしないことを言ってい... -
542 . 養子縁組前に生まれた養子の子と代襲相続について
祖父が去年亡くなり、今年、相続税の申告をしますが、孫である私は、相続人になれるのでしょうか。親族関係等についての詳細は、次のとおりです。 ご質問のケースでは、孫であるあなたは、被相続人である祖父の代襲相続人として、祖父の法定相続人とな...