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462.普通借地を含めた定期借地について
組合員5名が所有する土地を一体として、ある会社(X社とします)に事業用目的で貸すことになりました。5名のうち4名は事業用定期借地契約でOKですが、1名(A氏とします)は普通借地を希望しています。 公正証書を作成するときに、単独での解約... -
463 .定期借家における賃貸建物の追加
組合員がテナントに建物を定期借家契約で賃貸しています。 今般、テナントから、同一敷地にもう一棟建物を建てて貸して欲しいとの要請がありました。貸主としては、これに応じてもいい考えです。 現在の定期借家契約の覚書のような形で建物を追加すれ... -
158.借地権の価格と底地の価格 その2
1.普通借地権の価格と底地の価格 前号では、普通借地権の価格と底地の価格について、相続税路線価方式による評価の功罪を考えました。路線価方式は課税の簡便と衡平のために考案した評価方法であり、個別の不動産の個別の事情を反映しにくい側面がある... -
134 .《一般社団法人東京都農住都市支援センター》 第15回資産管理・都市農業実態調査」結果解説~その2 ~賃貸住宅の空室率はわずかに悪化、駐車場の空き台率はわずかに改善
(株)協同経済経営研究所 上席研究員 櫻井 勇 集合住宅の空室率は、わずかに悪化 ~拡大する地域差 集合住宅の空室率は、前回調査との比較では、1 .2%悪化している。平成18年以降の傾向をみると、平成21年にかなり空室率が上昇し、その後、平成24... -
459. 民法上の賃貸借契約と更新拒絶
建物所有を目的としない土地賃貸借契約をしています。 ・期間は20年間 ・更新しない旨の通知を貸主又は借主から3ヶ月前までに出てないときは、さらに10年間の更新 となっています。 1.更新しない旨の通知はいつからいつまでに出すべきでしょう... -
231.不動産と商事留置権について
はじめに 今回は民事留置権及び商事留置権について説明したいと思う。 まず、平成29年の最高裁判所の判決があるので紹介をする。 事 案 XとYはそれぞれ事業を営む会社であり、土地所有者XはYに対して、土地を賃貸していた。 XY間の土地賃貸... -
455.土地所有者が建物の貸主の保証人になること
組合員が死亡し、土地を配偶者Aと長男Bが持分2分の1ずつ相続しています。 このたび、この土地の上にテナント用建物を建築し、テナントに建物を貸す計画があります。建物は今のところB名義にしようと考えています。そして、土地と建物との利用関係... -
453 .複数業者による媒介について
平成18年の業務用の建物賃貸借契約の媒介についての相談です。 JAは貸主側の仲介で話を進めており、入居者が決まったことから、賃貸借契約を締結することになりました。 ところが、当日、借主側は不動産業者を伴っていました。契約書にはJAとその... -
451.いわゆる居抜き賃貸借と原状回復
テナントビルの借主が撤退するにあたり、新しいテナントを紹介してきています。内装はそのままとして承継させたいとのことです。オーナーとしてはそれでも構わないと言っていますが、どんなことに注意するべきでしょうか。 1.賃借権の譲渡にするのか、... -
450.賃料支払約束と解除
組合員が貸主となっているテナントビルの借主が、数年にわたって賃料の支払いが遅れています。全く支払わないわけではなく、大体3~4ヶ月の滞納状態が継続しています。 昨年、借主と話し合い、未払賃料の金額を確認するとともに、未払賃料の支払時期... -
448.登記の日付と土地取引について
AとX社との間で事業用定期借地契約を締結しており、平成29年4月26日月付でAX間で再契約をしました。 ところが、平成29年12月に入り、Aから連絡があり、対象の土地の所有名義人をB社(代表者A)に変更するので、Xとの関係の処理をお願いしたい... -
449.建築中の請負契約と遺言
組合員が、着工中のアパート建設契約について、遺言書の中で長男にこの契約を承継させる旨の記載をしています。今後、組合員に相続が発生した場合、この遺言書のみで建設契約を長男に承継することができるのでしょうか。 1.アパートの建設契約の契約上...