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165.共同住宅の界壁 その後
1.共同住宅の界壁 共同住宅の戸境壁は防火、遮音など、居住の安心と安全のために重要な役割を果たします。建築基準法施行令114 条(建築物の界壁、間仕切壁及び隔壁)は、長屋または共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せし... -
164. 賃貸住宅の適切な管理と人材育成
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163 . 建物状況調査(インスペクション)の導入
1.宅地建物取引業法の改正 建物を適切に評価することが大きな課題となっています。評価にはさまざまなものがありますが、建物を取引する際に特に重要となるのは、建物の性能と価格の二つの側面です。事務所ビルなどの大規模な収益用の建物を取引する際... -
162 .賃貸住宅の共用部分
1.賃貸アパートの空室 賃貸アパートの空室率の高さが経営を圧迫する事態が危惧されています。分譲マンションであれば事業者は分譲時点で“悪くない”建物を設計して売却すればそれで事業は終了します。一方で、賃貸住宅では、新築時点で“悪くない”ことは... -
161 .定期借家権を再考する
1.不動産証券化に必要な制度 建物を賃貸する方法に、普通借家契約と定期借家契約があることはよく知られていますが、なぜ定期借家契約が導入されたかについては、必ずしも正しく理解されていません。 定期借家制度は、「良質な賃貸住宅等の供給の促... -
160 . 不動産投資の新しい考え方 ~認証制度の創設~
1.ESG投資に対応する不動産 国土交通省はESG投資に対応する不動産制度の検討を始めました。ESG投資は、地球の持続可能性を確保するためには、環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)に配慮した投資を重視すべきとす... -
159 . インスペクションの導入とその影響〜改正宅建業法の施行
1.住宅の三重苦を克服する 住宅は代表的な不動産です。日本ではその住宅に3つの問題をかかえてきました。1)建物の寿命が短命で、2)経年によって価格が急落し、3)中古になると売買できない、ことです。 せっかくローンを払い終わったと安心する... -
158.借地権の価格と底地の価格 その2
1.普通借地権の価格と底地の価格 前号では、普通借地権の価格と底地の価格について、相続税路線価方式による評価の功罪を考えました。路線価方式は課税の簡便と衡平のために考案した評価方法であり、個別の不動産の個別の事情を反映しにくい側面がある... -
157. 借地権の価格と底地の価格 その1
1.価格の三面性 不動産など、財の価格には三つの側面があるといわれています。一つ目は、その財を造るために必要な費用の側面です。財の価格は原価によって規定される側面があります(費用性)。二つ目は、その財を使うことによって得られる収益の側面... -
156 . 共同住宅の屋根裏の界壁
1.共同住宅の界壁 共同住宅の戸境壁は防火、遮音など、居住の安心と安全のために重要な役割を果たします。建築基準法施行令114条(建築物の界壁、間仕切壁及び隔壁)は、長屋または共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せし...