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第24回.特約条項 3
前回は不動産取引において相手方の契約目的を特約として記載しておくことが、将来の紛争を避けるために必要である点を解説しました。一方、もし不動産に瑕疵(キズ)があれば、相手方の利用目的とは関係なく、それを告知しておく必要があります。今回は相... -
第23回.特約事項2
前回に続き、特約条項の書き方について解説します。前回解説した通り、不動産取引における特約は(A)書式の定型文と異なる約定をしたい場合と、(B)定型書式にない事項を告知する場合と大きく2つに分けることができました。今回は、このうち(B)定... -
第22回.特約条項1
前回までは、国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」の別添3・重要事項説明の様式例を使って、売買について一通り法定説明事項の書き方を解説致しました。これから複数回にわたり、売買の特約条項の書き方について解説します。今回は特約条項... -
第21回.「Ⅱ 取引条件に関する事項」その4
今回は、宅地建物取引業法第35条1項13号(担保責任の履行に関する措置の概要)と第35条2項(割賦販売に係る事項)について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。いずれもJAの方たちが関与する取引の場合、滅多に説明されることはないと思... -
第20回.「Ⅱ 取引条件に関する事項」その3
今回は、宅地建物取引業法第35条1項11号(支払金又は預り金の保全措置の概要)と12号(代金又は交換差金に関する金銭の貸借のあつせんの内容及び当該あつせんに係る金銭の貸借が成立しないときの措置、以下「金銭の貸借のあっせん」と略)の説明事項につい... -
第19回.「Ⅱ 取引条件に関する事項」その2
今回は、宅地建物取引業法第35条1項9号(損害賠償額の予定又は違約金に関する事項)と10号(手付金等の保全措置の概要)の説明事項について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。以下では、宅地建物取引業法を単に「法」と略します。 1.損... -
第18回.「Ⅱ 取引条件に関する事項」その1
今回から、国土交通省「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方」の別添3・重要事項説明の様式例(以下、単に「別添3」と略)のうち、Ⅱ 取引条件に関する事項について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。なお、別添3の第五面にある「14 ... -
第17回.アスベスト調査・耐震診断
今回は、「建物に係る石綿の使用の有無の調査の結果について」(宅地建物取引業法第35条1項14号、同法施行規則第16条の4の3第4号)と「建物の耐震診断の結果について」(宅地建物取引業法第35条1項14号、同法施行規則第16条の4の3第5号)について... -
第16回.水害ハザードマップ
今回は、「水害ハザードマップ」(宅地建物取引業法第35条1項14号、同法施行規則第16条の4の3第3号の2)について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。 1.説明事項と記載欄について (1)説明事項について 水害ハザードマップも前回解説し... -
第15回.造成宅地防災・土砂災害警戒・津波災害警戒区域
今回は、「造成宅地防災・土砂災害警戒・津波災害警戒区域内か否か」(宅地建物取引業法第35条1項14号、同法施行規則第16条の4の3)について、重要事項説明書の書き方・説明の仕方を解説します。 1.説明事項と記載欄について (1)説明事項について 本項...