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568.建物賃貸借とバックアップ・オペレーター
組合員に福祉施設建築計画を提案している業者がいます。その事業者から、バックアップ・オペレーター契約というものが示されました。 内容は、提案業者が建物の借主となって福祉施設の運用をするが、その借主との賃貸借契約が解除等で終了となったときには... -
567.借家人による騒音と近隣住民
組合員が飲食店に建物を貸しています。飲食店の隣には住宅が並んでおり、その中の人から、飲食店に入店待ちのお客の声がうるさいとか、食事のあと、お客が出ていくときの話し声がうるさいなどのクレームが組合員に届いています。クレームをつけるのは特定... -
566.売買予約の仮登記の抹消
組合員の土地に売買予約の仮登記が設定されたままです。その土地は山林の地目から宅地に地目変更されていますが、仮登記が設定されたのは山林のときです。つまり、売買予約の登記のあと宅地に変更されています。この仮登記設定から50年になりますが、こ... -
565.用途地域内の対象外建物建築
組合員のご子息は住宅が建ち並んだところに居住しています。調べたところ、第一種低層住居専用地域とのことです。今回、近くにコンビニができるらしいとのことですが、コンビニを建ててもいいのでしょうか。 1.第一種低層住居専用地域とは、都市計画で定... -
564.アパート建築と成年後見
父名義でアパートを建築中でしたが、父が死亡したため母名義にしようと思っています。母は認知症で私が後見人ですが、後見監督人がいます。後見監督人の同意があれば母名義でのアパート建築を続行可能でしょうか。 1.可能と考えます。亡父の相続になりま... -
563.敷金の差押え
アパートの住人が税金を滞納しているようで、敷金の差押えの通知が税務署から届きました。どんな点に注意すべきですか。 1.借主が貸主に対して有している敷金返還請求を差し押さえたものと考えられます。敷金は借主が建物を貸主に明渡した際、その時点で... -
562.建築と接道について
古くから住宅を所有しているAが建替えを検討しています。今回、業者に問い合わせたところ、建設基準法による接道要件を充足していないと言われました。どういうことでしょうか。 1.建築基準法43条1項は、同法42条に定める幅員4メートルの「道路」に2... -
561.遺言をしていた受遺者の死亡
Aには前妻Bとの間に子Cがおり、Cには子Dがいます。Aの妻はその後死亡し、AはEと再婚しています。Cはいろいろ問題があり、AEはCの子Dと養子縁組をしています。Aには土地建物のほか預貯金がありますが、土地建物についてEに生前贈与をしてい... -
560.アパートの借主による中途解約と違約金
アパートの借家契約の契約条項についての質問です。契約書では借主に中途解約を認めていますが、中途解約をするためには、契約の残存期間の家賃をペナルティーとしてもらうように契約書の条項を変更しようと思っています。問題ないでしょうか。 1.賃貸借... -
559.受遺者死亡と遺言
Aには配偶者B、AB間の子Cがいます。Cはサラ金からの借金等があり、AがCの負債を立替え払いして整理しましたが、最近、金使いが荒くなってきています。 Aには自宅の土地建物のほかに預貯金がいくらかありますが、Aは配偶者Bの今後の生活を考えて...