-
588.未登記建物と相続登記申請義務化
相続登記の申告義務化が令和6年4月から開始されますが、未登記建物についても、その対象になるのでしょうか。 1.未登記建物というと、表題部の作成されていないものと、表題部だけあるものとに分類されます。登記簿は、建物の構成や床面積などが記載さ... -
587.宅建業の許可の有無
組合員からの質問です。 今から約16年前に、親戚の建物の一部が組合員所有地に越境していたので、その部分を親戚に売却しましたが、登記をそのままにしていて、今年、所有権の登記を移転しました。代金は、半分を売却時にいただいています。 その後、今回... -
586.土地の時効取得
B地の所有者は、昔からイロを直線で結ぶラインを境にB地を駐車場として第三者に貸していました。A地の売却にあたり測量したところ、A地とB地の境界はイロを直線で結ぶラインではなく、ロハを直線で結ぶラインと判明し、AとBとは境界の確認をしまし... -
585.包括受遺者の放棄と遺産の帰属
死亡したAは公正証書遺言を作成しており、自分の財産を相続人B、CのうちBに2分の1の割合で相続させ、B、Cの子供(Aからすると孫)D、Eに4分の1の割合でそれぞれ遺贈するとしていた(DはBの子、EはCの子)。A死亡のあとEが遺贈を放棄し... -
584.日付を遡る事業用定期借地契約
事業用定期借地契約を締結していましたが、期間が満了してしまいました。借地人側は期間満了前から再契約を希望し、貸主も了解していたのですが、借地人側の内部決済に時間がかかり、期間満了日までに再契約できませんでした。借地人は今も借りており、貸... -
583.貸主の死亡と賃料の支払
アパートの建物の所有者が死亡し、相続人が数人います。借主としては、家賃を支払いたいのですが、相続人間でもめているようです。賃料の支払いについては、どうアドバイスすればいいでしょうか。 1.賃料請求権は可分債権ですので、理論上は遺産分割の対... -
582.駐車場設備のトラブルと賠償責任
組合員が所有する土地を駐車場(砂利敷)にして、個々の利用者に20区画ほど貸しています。車はバックで駐車するよう指示しており、車止めのコンクリートブロックを地面に固定しています。 長年、この状態で貸していましたが、先日、コンクリートブロックの... -
581.土地の一部の時効取得
A所有土地(A地)とB所有土地(B地)は隣接しています。AはB地の一部を自分の所有地と考え使用してきましたが、調査したところ、その土地はBの所有地の一部であるとこが明らかとなりました。Aとしては、その土地を自分の所有地にしたいと考えてい... -
580.窓先空地について
東京や横浜には窓先空地というものが建物を建てるときに必要とのことですが、窓先空地とは何でしょうか。 1.共同住宅の道路に面する窓を有さない住戸の窓の前に設ける空地のことです。 上記の図では、建物は道路に面して建てられていますが、A・Bの各... -
579.第一種低層住居専用地域とは
組合員が所有している事務所兼倉庫があります。ここにはテナントが30年以上入居していましたが、今般、退去することとなり、後継テナントの募集を依頼されました。 調べてみると、事務所兼倉庫のある場所は第一種低層住居専用地域となっており、事務所兼倉...