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608.借地上の施設の修繕義務
AがBにA所有地を一般定期借地契約で貸しています。この土地は斜面地を造成したもので、地下車庫(シャッター付き)を作って土地を貸し、Bが地下車庫の上に建物を建てていました。 今回、BからAに、地下車庫のシャッターが故障したとの連絡がありまし... -
607.電気代等未納な借家人への対応
テナントに建物の一部を貸しています。 電気、ガス、水道代については、建物のオーナーが電力会社等に一括して支払い、各テナントにはその使用に応じて請求しています。 テナントの一社ですが、家賃は支払うものの電気代等の支払いがありません。その期間... -
606.一時的に使用する土地建物について
組合員の土地を資材置き場として一時的に貸して欲しいとの要請があります。この場合、一時使用賃貸借契約をすればいいのでしょうか。倉庫を貸して欲しいという場合はどうでしょうか。 1.資材置き場として借りたいという場合ですが、建物所有目的ではない... -
605.請負契約における注文者の氏の変更
Aさんが建物の建築をBに依頼し、AB間で建物建築の請負契約を締結しました。建築途中にAさんは母方の祖父の養子となり、氏がAからCに変更しました。この場合、完成時の引渡確認書などはCの名前でもらうのでしょうか。 1.Cの名前でもらうのがいい... -
604.親族による囲い込みと成年後見の申立て
Aには子BとCがいますが、高齢で、判断力に問題があります。Aには多くの資産がありますが、CがAと会うことをBが嫌がっており、Bはどこかの施設にAを入居させているようです。 確かな情報ではありませんが、BはAの預貯金を勝手に使い込んでいる可... -
603.斜面地の崩壊の可能性と責任
A地とB地があり、A地がB地より高い位置にあります。A地とB地との間に斜面地がありますが、ゲリラ豪雨などがあると斜面地が崩れる危険性があります。B地の所有者からA地の所有者に対して、崩壊しないような対応を求めています。A地の所有者として... -
602.借家人の事業変更と賃料等
AはBに、A所有建物をBの事業のために使用するとの条件のもと賃貸しています。Bが事業をするにあたり、A所有建物の敷地の空地については、Bが駐車場として使用できることとし、使用料は取っていません。 このたび、Bが事業内容を一部変更し、駐車場... -
601.定期借家契約における面積の増加
甲はビルの一部を乙に定期借家で貸す予定です。甲のビルは各フロアの床面積が約100坪で、3部屋(A、B、C)に区切られています。 乙はAの部屋を借りるつもりですが、今後、事業の拡大も考えられることから、いずれはBの部屋も借りるつもりでいます。... -
600.使用貸借の貸主の死亡
Aは土地所有者で、A所有地の上にAの妹Bの夫Cが経営する事業所の建物があります。CはAにとって妹の夫ということから、Aは無償でその土地をCに貸しています。 妹Bはすでに死亡していたところ、Cも先日死亡しました。 事業所の建物ではBCの子供... -
599.共有者の死亡と共有持分
ABC3名の共有の土地があり、持分は各自3分の1です。 先日、Aが死亡しましたが、Aには相続人はなくAの遺言書もありません。 この場合、Aの持分はどうなるのでしょうか。 1.Aには相続人がいないのですから、相続財産管理人の選任の問題がありま...