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498.近隣者の問題行動について
組合員からの相談です。この組合員は3年ほど前にアパートを建築しました。原因は不明ですが、その頃から近隣者(Aとします)が、組合員の自宅前に汚物を撒いたり、近くの女性を追いかけたりしています。最近では駐車車両にキズをつけられるケースが出て... -
497.業者所有地の売買と宅建業法について
JAが所有する土地を売却する予定です。JAは宅建業の免許がありますが、JA所有地を売主として売買するとき、宅建業の書面交付などは必要でしょうか。なお、売主として何回かの売却を予定しています。 1.宅地建物取引業法(以下「宅建業法」といいま... -
496.借家契約更新の際の保証人の署名について
民法の改正で、借家契約の保証人は極度額を決めないといけないことになっています。更新に際しての保証人の関係をどうするかについてですが、現時点ではどうすればいいのでしょうか。 1.借家契約の更新と保証人の責任については、更新のとき保証人に署名... -
495.手付解約と土地の二重譲渡
AはBにA所有の土地を売却する契約を締結しました。この契約書には相手方が履行に着手する前であれば、手付けを受けた側は手付けの倍返し、手付けを渡した側はこれを放棄することで、売買契約の解約ができる旨が規定されています。 そのため、AはBに対... -
494.抵当権の設定されている土地上の樹木の伐採
A地はAが、B地はBが所有して隣接しています。A地上に根のある樹木の枝が隣地のB地の中にかなり出てしまっています。BからAに対して、枝の切除を求められていますが、A地には抵当権が設定されています。 1.B地にA地の樹木の枝が入っているので... -
493.相続放棄と葬儀費用
Aが死亡し、相続人は妻Bと子供C、Dです。Aはアパートを保有していますがローンもあり、BCDとしては相続放棄をしたい考えです。ところが、その手続きをする前、Aの葬儀費用をAの収入(アパートの賃料)から支出して葬儀を済ませているとのことで... -
492.推定相続人による父の財産処分
Aには長男Bと次男Cがいる。(Aの妻はすでに死亡。)Aの判断力は問題がある。Aはひとりで居住しているが、BがAのところに行ってAの預金を引き出していることが判明した。(Bの投資資金にあてるようである。)Cとしては、Bの行為をどうやって止... -
491.開店予定日を過ぎた借主の責任
テナント用にビルを建てて貸す予定にしています。契約書では開店予定日を定め、開店日から賃料が発生することとしています。もし、開店予定日を経過してもテナントが開店しないときは、貸主としてどう対応すればいいでしょうか。 1.開店をしない理由が問... -
490.借家契約の締結と新民法
2020年4月1日から新民法になり、借家契約の借主の連帯保証人(個人)は極度額の合意が必要となります。実は、2019年12月に借家契約を締結し、そのとき連帯保証人にも署名押印してもらう予定ですが、契約の期間は2020年4月1日からの2年間です。この場... -
489.事業用定期借地権の期間延長
15年前に期間15年間の事業用定期借地契約を締結し、平成30年に期間が満了しています。実は、そのあとも土地を同じ状態で貸しています。事業用定期借地契約の期間を延長しようと思いますが、15年前の契約書を前提に覚書で期間延長は可能でしょうか。 1....