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508.建物損害と共同不法行為
組合員所有の建物(農具を入れておく倉庫)に車が飛び込み、建物が損傷しました。事故はA車とB車とが交差点内で出合い頭に衝突し、B車が飛ばされて倉庫に飛び込んだものです。組合員は誰に損害を請求できますか。なお、B車の運転者は多額の負債があり... -
507.転貸人の地位の移転
物貸主(所有者)、B賃借人兼転貸人、C転借人という権利関係の建物があります。BがAとの契約上の地位並びにCとの契約上の地位をDに移転したいと考えています。Bはどのようにすればよいでしょうか。 1.まず、AB間ですが、AにとってはBは賃借人... -
506.遺留分放棄と相続
ABの夫婦にはCDの2人の子供がいます。Aが死亡した際にBCDの三者で協議し、Aの遺産の多くをCに相続させることとしました。そして、Bの相続のときには、CはBの財産を相続しないこととし、CはBの相続について、遺留分の事前放棄許可をしてい... -
505.親の預貯金の引出し
Aは90歳の高齢で判断力に問題があります。AにはBCDの三人の子がいますが、今はBと一緒に生活しています。CDが調査したところ、BがAの預貯金を定期的に引き出しており、これが何に使われているかが不明です。Bを問い詰めても答えません。このま... -
504.精神面で障害のある入居者の対応
組合員が貸主であるアパートの入居者が、公道を裸のまま歩いたため、警察の保護になりました。以前から、アパートの部屋で奇声を発したりしていたようですが、警察官と一緒に部屋の中に入ったところ、灯油を床にまいていたようです。組合員としては、早く... -
503.自筆証書遺言の保管制度(その2)
自筆証書遺言を法務局で保管してもらう方法と、裁判所の検認手続きをとる方法とどちらが手続き的には簡単でしょうか。 1.遺言者の立場で考えるとすると、どちらも注意をする点があります。法務局に保管をしてもらうためには、遺言者自身が法務局に出向く... -
501.自筆証書遺言の保管制度
2020年(令和2年)7月10日から開始される自筆証書遺言の保管制度を利用する予定です。遺言書の形式はどのようなものでしょうか。 1.令和2年(2020年)4月20日「法務局における遺言書の保管等に関する省令」が公布されました。これにより、法律、政令... -
502.コロナウィルスによる賃料減額
組合員が貸主であるビルのテナント(借主)から、コロナウィルスのため店を閉めているから、当分の間、家賃を値下げしてくれとの要求がありました。どう対応すればいいでしょうか。 1.(1)今回のテナントの要求が単なる値下げの要請というのなら、応じ... -
499.テナントの破産と貸主の注意点
組合員所有の商業ビルのテナントから破産した旨の通知がありました。賃料の滞納もありますが、今後の対応について注意すべきことを教えて下さい。 1.テナントが破産したということですが、近日中に裁判所から破産手続き開始決定の通知が届くと思います。... -
500.建物の破損と損害の請求
組合員所有の自宅建物に、先日、車が飛び込んで、門柱や建物の玄関部分が破壊されました。信号のない交差点で右折車と直進車との衝突で、右折車が直進車に飛ばされて組合員の自宅建物に突っ込んだというものです。組合員は建物などを修理してもらう予定で...